傷つけられたことは、絶対に忘れない
第1章
このところ毎日、復讐されている。
「ただいまー」
あーお腹がすいた。
そうだ、昨日コンビニで買っておいた、新作プリン食べなきゃ。
ニマニマしながら、冷蔵庫を開ける、
あーー。やられた!
私の大切なプリンは、一口を残して食べられていた。
寂しく、残った一口をスプーンですくう。
あの女!許すまじ。
おはよう!いってきまーす。
「イチカ!朝ごはんは?」
「遅れそうだからいい!朝練間に合わないから」
慌てて靴を履いて飛び出す。
きゃあーー!!ドン。ダン。ゴン。
「どしたのー?」
「あーだ。だ。大丈夫。いってきます」
イテテ。やりやがったな。
左右の靴の靴紐を結ぶとは!!
危ないじゃないか。あー肘が擦り剥けてるし。
あの女!許すま…
もくじ (1章)
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