灯火
第1章
「また駄目だった」に心を濡らして、
「次こそは」と光を灯す。
立つ波に沿って広がる光が、
潤んだ瞳に歪んで見える。
どうしようもなくて座り込んだままの、
足元に流れつく小さな小瓶。
詰められた言葉に灯る光が、
今日も私の手元を照らす。
かじかむ心を、
そっとほぐす。
だから...
なのだと思います。
もくじ (1章)
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