空想ラブストーリー
第1章
「私がモノカキを続ける理由?」
「はい、佐々木さんがモノカキを続けている理由です」
私はメガネを外した後、向かい合っていたパソコンから目線を外し、高木くんを見つめる。
濃紺のスーツの彼は、雑誌の編集者だ。
「うーん、そうねぇ……」
私は腕を組み、目を瞑って考える。
私はあるアニメにハマり、あるサイトで二次創作の小説を書いたのが初めてだった。でも、なかなか読んでくれる人が増えず悩んでいた。
それから、どこかの出版社のコンテストに出したり、他のサイトでもオリジナルの小説を書きはじめたのだ。それからずっと、小説を書く事にハマってしまっている。
「やっぱり、書く事が好きだからかなぁ」
それから、あるサイトのコン…
もくじ (1章)
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