ちょっと悲しい話
第1章
私は高校3年生。
このクラスメイトととも3月でお別れになる。
この1年間、多くの男子から告白を受けた。
恋多き女子校生だったわ。
私はかぐや姫と例えられるアイドル級の美少女。
しかし、それは私の努力じゃない。
持って生まれた容姿だから。
私たちの別れの日はもうすぐ。
卒業の日の夜は偶然、十五夜ね。
みんな、悲しまないで。
明るい顔を見せて。
私?私は元気よ。
卒業しても、みんな私を忘れないでね。
私はひとり選ばれた女子校生。
私もこれから恋は封印して、勉強するわ。
◇
みんなの書いてくれた寄せ書きを見つめる。
勉強、頑張って!
特に数学と英語、しっかり!
来年は落第するなよ!
十五夜の日、見送るのは私のほうね。
(おしまい)
もくじ (1章)
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