となりの席の山崎さん
第1章
あーなんだこの胸のモヤモヤした感じは。
もう夜中の2時を過ぎてるっていうのに、ぜんぜん眠れない。
私の方が悪いのか、
いや、違う。絶対に山崎さんの方が悪い。
今日、挑発してきたのは間違いなく、山崎さんの方だ。
最近、やけに私の好きな富田君に積極的に話しかけていて、今日は特にひどかった。
だから、つい挑発に乗ってしまった。
今日の時点で、宮田君はまだ私の彼氏じゃない。
だから、山崎さんは私に気兼ねすることなく宮田君に話しかけてもいい。
でも、宮田君は99%私のことが好きだ。
富田君とは、緊張してほとんど喋ったことがないけれど、
でも、あの両想い中の2人だけが分かる、目と目が合うだけで感じる胸のトキメキ。
今はお互い…
もくじ (1章)
作品情報
作品紹介文はありません。
物語へのリアクション
お気に入り
2読書時間
8分コメント
7リアクション
15