完結

君にくる

ホラー・サスペンス

更新日:2019年9月3日

君にくる

第1章

 ここは、古本屋の街として有名である。その路地裏にある少しさびれた喫茶店――ジュバック。昔ながらのドリップコーヒーが美味しい。戦後に始めた喫茶店で、外壁に絡まる辛気臭いツタの葉が、カーテンのように木の窓枠に垂れ下がっている。しかし、こんなレトロな魅力が最近は若い人にはうけるらしい。学生達も多くくる。いつからあるのかと思わせるような黒光りしてしまっている、汚れも滲んだテカテカの革張りの椅子。アンティークなサイドボードに、はたしてまだ音がするのかと思わせるレコードプレイヤーがある。マニアが、アナログの音楽を聴きたいとレコードを持ってくれば無料で流してくれる。ただし、コーヒー代は支払う。店内はカウン…

もくじ (2章)

修正履歴
  • 第1章 第1章

    第1章

    2019年7月23日

  • 第2章 君にくる―ジュバック仁 (おまけ) 第2章 君にくる―ジュバック仁 (おまけ)

    第2章 君にくる―ジュバック仁 (おまけ)

    2019年9月3日

作品情報

これは、実話を基にしています。都心のあるラブホテルの和室に、夜中に現れるという落ち武者のお話を友人から聞きました。それを喫茶店の舞台に書き換えて作ってみました。

物語へのリアクション

お気に入り

2

読書時間

24分

コメント

6

リアクション

89

関連作品

このページの内容について報告する