渋ラブ
第1章
〇RAYARD MIYASHITA PARK・施設内
自由と活気のあふれる、渋谷の商業施設。多くの若者たちが買い物を楽しんでいる。
あなたは立ち止まり、ぼんやりと白いパネルを眺めている。
後ろから男が声を掛けてくる。
男 「オレ、最低だな」
男、買い物袋を提げている。
あなた「何、買ったの?」
男 「愛だよ」
あなた「愛をお金で買ったのね、あなたとはどうせこの程度だったのよ。やっぱりあなたって最低だわ」
男 「……」
男、袋から小さな雪だるまを取り出す。
あなた、雪だるまの可愛さに目を丸くする。
あなた「どうして」
男 「ぼくには愛を買うお金なんてあるわけないさ。ただあるのは、君への真実。雪だるまが溶けなかったのは、ぼくの愛が真…
もくじ (1章)
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作成日:2022年2月24日