アメニティ
第1章
えぇそうよ。代わりはいくらでもいるのだもの。
ぞんざいに扱ってもいいのよ。代わりはいくらでも用意出来る。だって消耗品なんだもの。
飽きたら次のものに変えればいいの。
そうねそれは捨てちゃえばいい。
大丈夫よ。あなたはその捨てたそれで、綺麗なものが汚染されていくなんて思ってもいないんだから。
あなたのせいで壊れていくものを知らないのだから。
ほら捨てちゃいましょう。大丈夫よ。
あの人は嫌いだ。だって、僕のことを好きみたいだから。
あの人はすき。僕のこと嫌いみたいだから。
ね、僕を見てる。誰よりたくさん。ほらまた。
突き刺すような、まるで鋭い刃物で刺されているみたい。誰より僕のこと考えてくれてる。
深く深く突き心…
もくじ (1章)
作品情報
いいのよ川が汚れても魚が死んでも。あなたはそれを知らないのだから。
さぁたっぷり使えばいいわ。いらなくなったら捨てちゃいましょう
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