王様のネックレス
第1章
この世は、物であふれている。何のためにこんなに物があるんだろう。
無名のアクセサリー作家の彼女が作った、ネックレスもこの世の溢れるモノの中の一種でしか無かった。
ただ、一つ違ったのは、その一点もののネックレスに魔法使いに魔法をかけて貰ったことだ。
「かけた人がささやかな幸せを感じれるネックレスになぁーれ」
そう、魔法使いは、杖を振った。
そして、ある国の王様がそのネックレスを買った。
その王様は、ネックレスをかけるとふつふつと心の底から幸せが湧いてきた。
そして、ささやかな幸せな気持ちに包まれた王様は、何もいらなくなり、国民に持っているものを分け与えることにした。
最後、国民になにも渡すものが無くなったので…
もくじ (1章)
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