完結

心音(しんおん)

詩・俳句・短歌など

更新日:2022年5月13日

心音(しんおん)

第1章

きみにそっと音楽を聴かせたあの夜から
わたしがこれまでどんなに幼かったか
どんなに一人よがりだったかを思い知った

ねぇ きみはどこからやってきたのだろう
シナプスがひとつひとつつながって
そんなつまらないことはわかっているけれど
どうしてもわからないものは
たぶん永遠にわからないまま

わたしの小さな宇宙に
いくつか星はありますか
あるいは水に覆われた大地に
戯れる花はありますか

遠くで走る 人を乗せない電車の音が
こんなに美しく聞こえる時間だから
きみの赤く膨らんだ頬を夢見ながら
ゆっくりゆっくり 溶けていこう

きみとわたしをつなぐ音

わたしの中に 心臓がふたつ

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2022年5月13日

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