完結

I・M・B・T・2

青春・学園

更新日:2019年8月30日

I・M・B・T・2

第1章

 十一歳の時だった。
 ぼくは母に連れられて見知らぬ街の団地に行った。
 公園で一人で遊んでいると、とんがった目をした奴と出会った。
 外国人みたいな雰囲気をもった年上の少年だった。
 見たこともない、赤いような茶色いような、つめえりの学生服をきちんと着ていた。

 きっとこの近所の中学だろうと思った。
 ずっと一人で立っていて、なんだかとてもさみしそうに見えたのでいっしょに遊ぼうと僕が言うと、

「遊んでやってもいいが、一つだけ条件がある」

 と、彼は言った。

「なに?」
「ぼくは命令されるのがキライだ。ぼくに指図するな」

 照れ隠しだとしても、おかしなことを言う奴だと思った。
 僕には別に彼に命令する気などなかったから、僕は素直にうな…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2019年8月30日

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君は「精神的貴族」って知ってるかい?

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