箍
第1章
身を委ね
最後に自由にのまれたのはいつのことだったか
かいほうの心地良さ
やさしい世界に救われた日も遠い記憶
今じゃ
チェイサーに気を揉んで
ほろ ほろ と 宵をやり過ごすのさ
ピンクの象は 永久凍土にとじこめて
旧き良き日の感傷に浸って
我慢と浪漫てやつも きっと紙一重なんだろう
少し惜しいけど
なくすことをなくしたのさ
しゃくに違いないけど
おいていくことで 手にするものがある
かけられた 制約が
かけがえない 誓約を果たすんだろう
どうだい それって
最高にハッピーじゃないか
もくじ (1章)
作品情報
作品紹介文はありません。
物語へのリアクション
お気に入り
0読書時間
1分コメント
6リアクション
9