完結

サマーコンプレックス

青春・学園

更新日:2019年9月5日

サマーコンプレックス

第1章

高校二年に進学して早々、学年主任の先生から進路の話をされた。おまえ達の将来はこれで決まるんだと、やけに熱の入った演説にクラスメイト達は真剣に聞いたり、まだ先だと言わんばかりに興味がなかったり、少し焦ったような顔をしたりと色んな反応を示していた。
進路。進学。就職。将来の夢。
そんな単語の羅列に真っ先に思い浮かんだのは、姉と親友の顔だった。
七歳上の姉は作曲家を、親友は陸上競技の選手を目指していた。
どちらも夢を指針に生きていた。それが他者からどんなに滑稽に映っていたとしても、現実を見ろと指差され笑われていたとしても、その純粋さが俺には眩しかった。そんな彼らを見ているのが好きだった。好きだったのだ。

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2019年9月5日

作品情報

また、憂鬱な夏が始まる。
進路に悩む萩原は夜、プールに忍び込んでその水面を漂っていると、同じクラスの神楽坂に見つかった。
彼女も同じように進路に悩んでいた。
それ以来、秘密の交流を繰り返す二人だったが・・・・・・。

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