さよなら、ケツァルコアトルス

ヒューマンドラマ・日常系

更新日:2019年9月12日

さよなら、ケツァルコアトルス

第1章

ケツァルコアトルスという恐竜をご存知だろうか?中生代の終わり、白亜紀末期に空を駆け巡った、翼開長12メートルにも達すると言われる、史上最大級の翼竜だ。北米の空を自由に飛び回った彼ら、あるいは彼女たちはどんな姿をしていただろう。神話と同じように、蛇の体をしていただろうか。何色の瞳で、古代の地球を眺めていただろうか。

大人になるということは、心の中のケツァルコアトルスにバイバイすることなのではないかな、と思う。大空を、翼を広げて飛びたいという願い。でも鏡をよくよく見てみると、やっぱり僕らは小さな哺乳類と同じ顔をしていて、不安げな瞳で自分自身を見つめている。心の中の大半をしめるのは、明日の朝ごはんを…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2019年9月12日

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翼開長12mの生き物が空を駆け回る世界に、生まれてみたかった。

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