完結

或る男との会話

エッセイ・ノンフィクション

更新日:2019年10月16日

或る男との会話

第1章

 或る男との会話
 
「あまり自分の事を語るという経験もないので、恥ずかしい限りですが、学生時代はバスケットボールをやっておりました。」
 
 なるほど、それでそんなに背が高いんですね。
 
「バスケットボールと身長の因果関係は定かではありませんが、お陰様で国体に出場することもできました。」
 
 バスケも上手くて、背も高ければ、とてもモテたんじゃないですか?
 
「わかりませんが、お付き合いしている女性はおりました。彼女は部活中や部活終わりに差入れを持ってきてくれたり、試合の日には、お弁当を持って応援に来てくれたりしました。献身的に尽くしてくれる女性でした。」
 
 でした。ということは、別れたんですか?
 
「ええ。私が大学進学と…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2019年10月16日

作品情報

誰かを愛していると言うとき、その人のどの部分を愛しているのだろうか。
僕個人としては、男の最後の言葉は決まっています。

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