日常小噺
第1章 牛乳パック
幼稚園児の娘のマイブームは、手紙を書く事である。
あまり正しくは書けないが、ひらがなを概ね書けるようになってきたので、毎日のように誰かしらに手紙を書いている。
その娘が先日、作品作りをやりたいと申し出てきた。
夏休み期間中にお友達が空箱やトイレットペーパーの芯で工作してきたのを覚えていて、ずっとやりたかったようなのである。
早速開いて乾かした牛乳パックを与え、作品作りに没頭してもらう。
ペンに加え、はさみやテープも貸し与えた。
さて、数分後完成したので見て見て!と言うので見に行ってみれば、そこには元通り組み立てられた牛乳パックが。
なんでも中に字を書き込み、本人的には万華鏡のように作ったつもりらしい。
…
もくじ (1章)
作品情報
日々の生活の中で忘れていくのは勿体ないような笑える出来事をのらりくらりと書き残していきます。
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