海底アリス

SF・ファンタジー

更新日:2019年12月28日

海底アリス

第1章 四回目のプロローグ

「海は人間を魅了する。そして貶める。」

こんな言葉を聞いたことがある。お父さんの言葉だ。海には人間を魅了する力があってとても危険らしい。

水兵だったお父さんは一時も油断せず、海と渡り合っていた。そんなお父さんは気高く、勇敢で、水兵の人気者だった。

僕も勿論お父さんが大好きだったし、憧れだった。それも、先日までは。

海から帰ってきたお父さんは眠っているように目を閉じていた。まるで心地よい夢を見ているように。

火葬された後も埋葬された後も、辺りには海特有の潮の匂いが漂っていた。その香りは皆が流す涙の匂いだったのかもしれない。

お父さんの死を哀れんで泣いているように、その日の海は静かに揺れていた。

いつもと…

もくじ (1章)

修正履歴
  • 第1章 四回目のプロローグ 第1章 四回目のプロローグ

    第1章 四回目のプロローグ

    2019年12月28日

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近頃多忙でなかなか作品をあげられず申し訳ありません...m(__)m
今回はアリスを題材にしたお話です。
(お題に合っているかどうか...。)

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