白い箱
第1章
〇一つ星レストラン
店長 「お待たせしました。和牛のビーフシチューになります」
財前のテーブルにビーフシチューが置かれる。
財前 「いただきます」
緊張しながら財前を見守る店長。
財前はビーフシチューを口に入れる。目を閉じる財前。
財前 「まずい。すぐに店をたため」
店長 「そんな!」
客 「おいおい、ここ一つ星の店だぞ? どんなもんならうまいって言うんだあの人」
客 「俺たち一般人には到底理解できないね」
店を出ていく財前。
財前N 「私の名は財前。美食を求める男。私の評価は世界の評価。私がうまいといえば人気店に。まずいと言えば店は終わる」
マネージャー「今回の店もダメでしたか?」
財前 「ああ、今日は三件目だというのに…
もくじ (1章)
作品情報
※脚本形式です
あらすじ
財前。彼は美食を求める男。
ある時彼は、世界一美味いものが食べれる店『白い箱』の情報を手に入れ、早速足を運ぶのだが……
登場人物
〇財前(ざいぜん)……美食を求める男
〇マネージャー……財前の付き人
〇シェフ……謎の店『白い箱』のシェフ
〇財前N……財前ナレーション
〇客……店の客。
店長……一つ星レストランの店長
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