界面活性

青春・学園

更新日:2020年1月18日

界面活性

第1章

物理室からはグラウンドが見下ろせた。数学の過去問を一年分解き終わって休憩がてらのぞいて見ると、ちょうどサッカー部の後輩たちがノロノロと練習の準備を始めるところだった。

「新人戦、1部上がれんかったらしいよ。」
「まあ、そんんもんやろ。あいつら下手やもん。」

ケイスケとシンタも手を止めて、帰り支度のムードになった。テツだけはまだ参考書を睨んで、首をひねって静止している。

「あー、受験、早く終わらんかなあ。」

センター試験が終わってからはガチガチの時間割は無くなって、午前中のみの選択授業となった。これまで遅刻や欠席に厳しかった先生たちも嘘のように寛容になったけれど、国公立大を目指す生徒も多かったから、八割…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2020年1月18日

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いわゆる高校三年生

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