浮いて遊ぶ
第1章
コップ一杯の砂に溺れている君と、砂時計の底に溜まった水に浮いている私。
でも、君を飲み込もうとしているそれは幸せで、私を吐き出そうとしているこれは不幸せだから、
だから、君がうらやましい。
今まで溺れていった君達は、生まれ変わって新しい砂の上で踊ってる。
私はどんなに願っても叶わなかった。
今も君を見送りながら、連れてってだなんて言うのも嫌だなぁって、そんなふうに思ってる。
きっとこれからも、
そんなふうに思いながら遊んでるよ。
もくじ (1章)
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