ことばとは?
第1章
要するにだ。
君は私の恋人らしいのだ。
そこが難解なのだよ。
単純明快でも勧善懲悪でも快刀乱麻でも当てはまらないほどやさしくないのだよ。
最初の出会いからして、あなたは先駆者というか、師匠というか、先生だった。
そりゃ芸の道さね、厳しいどころではない、どエスだ。
だが、ついていきたくなるのだよ。
で、恋愛感情か?問われて、どこからか知らんが君は私を恋人だと思っていたとこたえたのだよ。
難しい。実に難しい。
はっきり言って、竹を割ったようにスパッと何事もしていた私にとっては難解過ぎる。
なので、君は私の易しくない恋人なのだよ。
もくじ (1章)
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