私 実家に帰らせていただきます
第1章
※※※ Attention ※※※
この物語は、邪馬台国畿内説および、卑弥呼=倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)説を採用しております。
諸説ある事をご理解されている方、また、ギャグであることを理解し、生暖かい目で御覧になられる方のみ、先へお進みください。
◆◇◆
「ばっかじゃねーの」
赤い目を細めてじっとりと、亞輝斗(アキト)は平伏する二人を睨む。
大袈裟に腕を組んではため息を吐き、金の髪をガシガシとかいた。
後ろでは二人の青年が、片や亞輝斗と同じように「やれやれ」と言いたげに肩をすくめ、もう片方は一生懸命、笑いを堪えていた。
はぁ……と、ため息を再度はいて、亞輝斗は口を開く。
「今の『オレ』…
もくじ (1章)
修正履歴作品情報
これは、ある山神とその妻の、夫婦喧嘩の顛末である。
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