完結

無力

詩・俳句・短歌など

更新日:2020年3月22日

無力

第1章

ぼくは無力だ。
人籠の中で泣いている人を、
助けることができない。

もういっそ全部さくら色の灰になってしまえばいいのに。
指先が語りかけてくる。

ごめんなさい。

ぼくの笑顔みたいな
汚い愛でつつまれたこの世界を
嫌いになれなくて、
ごめんなさい。

泣きながら
鉛筆で書いた文字を指でこすって、
真っ黒になった紙と指を眺める

息を止めて、
ピンク色のペンで書きなおす。

ぼくを、ここから出してください。

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2020年3月22日

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