雪の街
第1章
世界にはたくさんの人がいる
それはそうなんだけど、わかってはいるんだけど
どうしても思い出してしまう
そんな自分が嫌なのに
こんな思いを、よかったとも思ってしまう
なぜ、たったひとりの人と会えなくなるだけで
別に、何もかも失ったわけでもないのに
すべてを間違えてしまったように感じるのだろう
やり直したいなどと思っても、それは自分だけのわがままで
相手を思う気持ちがあるのなら
あたかも知り合う前かのように
まったく見知らぬふりをするのが
できないくせに
それでも固く心に誓おう
醜くなりたくないだろう
哀れになりたくないだろう
それはそうなんだ
なのに、雑草でも、虫けらでもいい
再び会えるのなら
そう思ってしまう馬鹿な人間に…
もくじ (1章)
作品情報
詩は初挑戦です。なるべく女性・男性どちらにも当てはまるように書いたつもりですが、深夜に書いたので後で消すかも知れません…
物語へのリアクション
お気に入り
1読書時間
2分コメント
0リアクション
4