完結

キミニツタエタイ

更新日:2018年9月30日

キミニツタエタイ

第1章

本当は君の無邪気なところとか。
すぐ泣いてすぐ怒って。
でも一生懸命でどこまでもあたたかい君のこと、
好きだった。愛してた。
君がいないと僕はどうやって生きていけばいいんだろう。
嫌だよ別れたくない。




彼は言った。
彼と彼女の2人しかいないその部屋で、彼は彼女にそう言っていた。


遅すぎるよ。
なにもかも。
もっと早く言ってくれればよかったのに。
いつも怒ってばかりだったくせに。
もう別れようって、何度も言ってきてたくせに。



ベッドで横たわる彼女が言った。
彼女はしかめっ面で。
でもどこか嬉しそうな。
……そんな顔をしている気がした。


俺さ。すぐ君のこと忘れちゃうよ。
それでもいいの?
いやなら戻ってきて。


無理だよ。…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2018年9月30日

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君が思い出に変わってしまう時。

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