完結

詩・俳句・短歌など

更新日:2020年4月27日

第1章

禁断の愛なんてない。
君が林檎を愛してたってそれは
遠くから聞こえてくる猫の鳴き声と同じくらい、僕には関係のないこと。

だから、僕は愛を禁止したんだ。

灰色の水たまりに映る紫陽花だって、
愛されることを望んでいる。
愛することを望んでいる。

この世界は愛で溢れすぎた。
それだけがなによりも淡く滲む影になって、
救いきれない瞳を覆い尽くしてしまうから。

僕は愛を語ることをやめた、
愛を羽織ることをやめた。

愛することは永遠に、
愛されることは刹那的に。
愛は忘却の川に。

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2020年4月27日

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