完結

骨と少女

第1章

白い骨の男がカクカクと動きながら少女に言った。

「あなたが好きです。結婚してください。」

少女の手をとって懇願する姿は中世の騎士のようだったが、なんせ男は骨だ。
一方の少女は熟れた桃のようなふっくらとしたピンクの肌をしていて腰までたれる長い黄金の髪を持つ美しい子供だった。
少女は骨の手をとるとふわりと笑った。

「わかりました。お受けしましょう。」

男は全身の骨をカタカタと鳴らして大喜びした。
少女は骨の頭をひざの上にのせて、ひざ枕をしてやった。
少女は頭蓋骨の後ろをつるつると撫でた。
そのうち、骨の男はあまりの気持ちよさにぐっすりと眠りこんでしまった。

夢の中で男は草原を駆けていた。
色黒の節くれだった長い指が…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2018年10月7日

作品情報

骨は美しい少女に求婚をした。骨は結婚の証として、1万枚の金貨を持っていた。

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