完結

八分音符は鎌に似ている

更新日:2018年8月6日

八分音符は鎌に似ている

第1章

「おい。お前。まだ死ぬのには早いぞ」

 いよいよもって深夜の歩道橋の上から身を投げようとした僕は、その動きを止めた。
 真っ黒な八分音符をさかさまに持った少女が宙に浮かんで、僕にそう言っているのだ。
 陰はあるが、見た目は可愛らしい少女だった。白いヘアピン五つでまとめたロングヘアに、たくさんのリボンがついたモノトーンのドレス。まるで、アニメの世界から飛び出してきた魔法少女のようだった。
 だが、金目の彼女は大きな八分音符を担いで、僕を睨みつけている。
 
「放っておいてくれないか」

 僕はそっけなく彼女に言う。僕は何てことはない、ただの物書きだ。すでにして天涯孤独。将来も未来も何も見えてこない今、僕は絶望のただなかに…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2018年8月6日

作品情報

僕の前に現れたのは、八分音符をさかさに構えた少女だった

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