完結

硝子玉

その他

更新日:2020年6月24日

硝子玉

第1章

あの娘から貰った硝子玉。少しも濁りがなく、太陽に反射してキラキラ輝く硝子玉。


あの娘と出会った桜の季節。僕の心は硝子玉の桜色と同じくらい淡い色をしていた。




「こんにちは。」



振り返った僕の目に写ったのは言葉も出なくなるほど美しく、可憐な娘だった。


ありきたりな表現だが、それ以外に適切な言葉が見つからないほどあの娘は美しかった。


絹のように白くなめらかな肌に赤毛混じりのとても茶髪は愛らしい。


特に被っている大きなベレー帽から覗かせる桜色の目に



僕は魅せられた。



風に乗せられてゆらゆらと散っていく桜の花びらと重なってあの娘の姿がより幻想的に見えた。


あの娘と目が合った瞬間僕は現実に引き戻されて僕は問う。



「…

もくじ (1章)

修正履歴
  • 第1章 第1章

    第1章

    2020年6月24日

作品情報

桜の木というよりは「桜」です。季節外れですがあしからず。

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