ただただ キーホルダーを 泥棒し合う仲
第1章
家でくつろいでいる時、急にハッとした。
虫の知らせというヤツかもしれない。
俺はベッドの下の奥に置いている、手の平に乗っけられる程度の小物入れを探した。
あの小物入れが無くなっているのでは、そう思って手を伸ばすと、ちゃんとその小物入れはあった。
でも何故か不安感は拭えない。
そこで俺はこの小物入れを開けてみることにした。
この小物入れは最初にパスワードを設定して、ロックができる小物入れ。
しかしいくら設定したパスワードを入力しても全然開かない。
パスワードを記憶違いしていたか?
いやいや時折開けて中身をチェックしていたし、パスワードを間違えているなんてことは無いはず。
ということは……!
「やられたぁっ!」
…
もくじ (1章)
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