完結

かたっぽ

ヒューマンドラマ・日常系

更新日:2020年7月24日

かたっぽ

第1章

ミクは、テーブルの上に置かれたチラシの裏に、ボールペンでくねくねと上下する波形を描いた。

「私の人生、今ココだわ。」

そう言って、ミクは波形の一番低くなっている部分をペンで指している。

「あ、でもさ、そのグラフ?の感じだと、これからまた上がるってことになってるじゃん。」


私がミクの部屋に召集されたのは1時間ほど前だった。
「アイツとの思い出のモノ、全部処分したいから来て」と電話がかかってきたので、私はこの部屋にいる。もうすでに、何品かはフリマサイトに出品したところで、ミクが波形を描き始めたのだった。

「音とかね、そういう物理的な波形はそうかもしれないけどね。」

ミクは先ほど描いた波形の高くなっている部分を…

もくじ (1章)

修正履歴
  • 第1章 第1章

    第1章

    2020年7月24日

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