完結

ジェリーフィッシュ

恋愛

更新日:2020年8月9日

ジェリーフィッシュ

第1章

四度目の恋の始まりはまた、突然だった。彼女からの連絡はいつも忘れた頃にやってくる。傘をどこかに置いてきて、忘れた頃に雨が降るみたいに。
焼けたアスファルトが、雨に濡れて吐き出す匂いが好きだ。たくさんの、忘れられた思い出の匂いが、あっという間にもう一つの、目に見えない街を作る。僕は目に見えない街を歩いている。いつもと同じ道を同じように歩いていても、昔のことばかり思い出して、ぎゅーっと、結束バンドで縛ったみたいに、胸が苦しくなるのが、嬉しい。
苦しいくらいに切ない物語が、小さな頃から好きだった。伝わらない想い。不器用で真っ直ぐな二人。どうしようもないくらい想いあって、どうしようもなく離れてしまう物語…

もくじ (3章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2020年7月31日

  • 第2章 第2章

    第2章

    2020年8月8日

  • 第3章 第3章

    第3章

    2020年8月9日

作品情報

勇気とか、愛とか。こうなったらいいなとか。大人になったつもりとか。

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12分

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