完結

黄色い線の内側まで

恋愛

更新日:2020年8月22日

黄色い線の内側まで

第1章

時刻表が示す次の電車の時間は十分後だ。別に特段長くもないし、スマホでも眺めていたらすぐなんだろうけど、生憎今日はそういう訳にもいかなかった。太一と付き合うことになって一ヶ月、今日初めて一緒に下校することになった。テスト前の部活停止のこの時期じゃないと一緒に帰ることが出来なくて、一緒に下校するってだけで何か特別なことのような気がしていた。

付き合いたての二人にはこの数分を各々勝手に過ごそうなんて思いもなくって、二人同じように過ごしていたくて。とはいえ、そんな甘酸っぱい空気感だけで間が持つのはせいぜい最初の三分くらいだった。相手を無視した暇つぶしをする訳にもいかず、この沈黙を打開することも出来ない…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2020年8月22日

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