完結

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更新日:2020年10月10日

第1章 青空

青空に西の端から、雲が伸び始めていた。いつものように丹沢の山にかかっていた低い雲が、今日は不思議とキノコの傘のように膨らんでいって、翔は舞茸のようだと思った。

いつもは人でいっぱいの駅前のスーパー銭湯も、日曜の17時頃はいくらか空いている。翔はフェイスタオルを枕にして、いつもは人でいっぱいの露天風呂のウッドデッキで横になって目を閉じた。8月の終わり、外はまだまだ暑いはずなのに、嘘みたいに心地よい風が吹いてくる。今度から、このぐらいの時間に来ることにしよう。

「ショウ、ショウ!」

5分ほどそうしていた頃だったろうか、隣から声をかけられて目を開けると、見慣れた顔があった。

「おお、タイシ、久しぶり。」

もくじ (6章)

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優しくて、無神経で、大人しくて、無知で、そんな人たち、つまり、自分の話を書きたくて書きました。

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