完結

教室の隅の机の上で

恋愛

更新日:2020年9月1日

教室の隅の机の上で

第1章

物理室の一番右列の後ろから二番目の席、そこが私の定位置だ。
私は物理が好きではない。過去の偉人が見つけた法則やらなんやらにロマンなんて感じないからだ。
そんな風にかっこよく理由をつけてみたけれど、ただ単に難しくて分からないのである。
相変わらず六限目の授業はスローモーションに進み、わずかに開いた窓から吹き込む夏風は私の眠気を誘った。

それにしても、女子高校生の青春ってやつはどうしてこうも慌ただしいんだろう。
部活に勉強に友達付き合い、そして恋愛は…まあそこそこに。

特に何も考えず机にペンを添わせた私は、机に『疲れた』って書きこんだ。
もちろんその言葉に特別な意味なんてない。
授業が終わるまでにはちゃんと消さ…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2020年9月1日

作品情報

物理室に何気なく書いた落書きから物語は始まった。

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