完結

星と涙に亡霊が

ヒューマンドラマ・日常系

更新日:2020年9月1日

星と涙に亡霊が

第1章

「私のこと、忘れないでね」

「約束だよ」

「絶対だからね」

星を見上げる度、こんな言葉が頭の中に響き渡る。
うるさいくらいに、何度も何度も繰り返される。

知らない声。無邪気に、でもどこか悲しそうなそんな声との付き合いは、もうかれこれ10年になる。
大学2年生になって尚、この声には迷惑をしている。

原因はきっと、10年前の事故だろう。
家に帰る途中、車に轢き逃げされ病院に搬送。
それからしばらくして、星を見上げると、この声が聞こえるようになった。

「私のこと、忘れないでね」

「約束だよ」

「絶対だからね」

両親に聞いても、分からないと言われ、結局何も分からないまま、10年の月日が経ってしまった。

今日も、星を見上げる…

もくじ (1章)

修正履歴
  • 第1章 第1章

    第1章

    2020年9月1日

作品情報

星を見上げる度、僕は思う。
君は誰で、僕はなぜ泣き、何を忘れているのか。
答えは分からない。
分かるのは、君がずっと僕の側にいたということ。

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