苦しくて、辛くて、痛くてその先
第1章 プロローグと水無月
愛しい君へ
君は死んだ。僕の目の前で、僕を残して死んでいった。もっと長く生きて、生きて、生きて生きて生きて。そして、一緒に死ぬんだといったのに。君は僕を置いていくんだね。君は何も悪くないのに。たった一人が犯し続けたミスのせいで。君は僕を置いて死んだんだ。きっと僕が生き残ったのは、あいつを裁くためだったんだろうね。僕はあいつを絶対に許さない。本来なら俺がこの手で絞め殺してやりたいところだけど、君がそれを望まないでいてくれることはよくわかってるよ。だから、この世で最も重い罰をくれてやる。でも今のあいつじゃ多くても100万円以下の罰金もしくは、5年以下の懲役なんだって。だから、俺があいつを誘導してや…
もくじ (5章)
修正履歴作品情報
幸せも時間は彼女と俺の日記を交互に教えてあげる。
彼女と俺の幸せな日々。いつか失われる。わかっていることだけど、それまでは諦めずに幸せに毎日幸せに生きた。
そんな彼女との幸せな日々が失われた。わかっていたことだけど、辛いよ。苦しいよ。痛いよ。
でも、俺はある日気づいたんだ。君が死ぬのが予定よりも早いことに。俺はあいつを決して許さない。待っててね、あいつを絶望の淵に落としたらすぐに君のもとに行くから。
そう思うけどやっぱり、叶うならもう一度_____
※これはもともと「忘れられない手紙」というお題の元作成してまいりましたが、路線変更を決めたため共にお題も変えることにいたしました。
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