完結

声の彼方

恋愛

更新日:2020年9月19日

声の彼方

第1章

17歳の春。私は不思議な体験をした。
もしかして夢なんじゃないかと思ったけれど、確かに絵空事ではなかった。ちょっぴり甘酸っぱくて、嘘みたいで、ほんの一週間の出来事だけど心にちゃんと刻んである。
あれはそう、高校からのいつもの帰り道だった。


*****


高校から私の家までは歩いて20分ほどの時間を要する。
いわゆる田舎町の通学路では、青々とした草木の隙間から色を付けた花たちが顔を覗かせている。その道沿いを流れる川にもたくさんの命が芽吹いていることが見て分かる。
生き物たちが溢れるこの道が私はとても好きだった。

時々道沿いに目を落としながらも、その夕暮れに染まる道を一人歩いていたときだ。
いつもは気にならない…

もくじ (2章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2020年9月6日

  • 第2章 第2章

    第2章

    2020年9月19日

作品情報

17歳の春に不思議な出会いがあった。
それは顔も名前も知らない君からの糸電話。

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