「おはよう」ロード
第1章 『おはようの特権』より
「おはよう」
「あ、、おはよう」
高校2年生
『おはようの特権』を読んで、近所に住む同じクラスの彼と私の「おはよう」を思い出す。
毎朝同じ時間の電車にバラバラに乗って登校していた。
私の頭がまだぼーっとした状態で駅に向かって歩いていると、背後から自転車に乗った彼が「おはよう」と声を掛けることが習慣だった。
顔見知り程度であまり話したことがない彼から声をかけられた私は、驚き、緊張しながら「おはよう」と返す。
彼に届いていたかはわからない。少し気になる存在。
デートに誘われた。映画デート。
新学期の自己紹介で、趣味が映画だと話したことを覚えていてくれたのかな。
家まで送ってくれて、「またどこか行こう。」と。嬉しい。…
もくじ (1章)
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