完結

世界の終焉と君の心臓の行方

恋愛

更新日:2020年9月24日

R-15

世界の終焉と君の心臓の行方

第1章


 セカイ、なんて私と波のいる部分を切り取った狭い範囲のことを言うんだろう。

 半径1メートル以内の小さな小さなセカイ。
 そこには全てが詰まっていてそれ以外のものは私には必要がない。だってそれは余分で、不必要で、温度がなくて、非情だから。

「あーあ。ずっとこのままで入れたらいいのに。波はこのままおじいちゃんになるまで生きてさ。私も同じように歳を重ねていくの。そういうのって普通なんでしょ? ……なのにさ。どうして私だけ生き残らなくちゃならないわけ?」

 自暴自棄を孕んだ言葉を投げつけるように言う私に対して、波は嗜めるように、宥めるように、優しく優しく声をかける。

「君は特別な女の子だ。だから、死んではいけない」…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2020年9月24日

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