完結

籠城の鼠

詩・俳句・短歌など

更新日:2020年10月2日

籠城の鼠

第1章

僕らは毎日、
疑問や不安を抱くことも許されず
機械的にいつも同じ時刻に集められ

皆、同じ作業着をまとい
電気仕掛けの箱に鮨詰めになれば
今日もまた、
理不尽な注文に神経をすり減らし
答えのない無意味な戦いを強いられる

切羽詰まった日常に
夢や希望は、と嘆き苦しむより
いま僕らは、
何処で誰と鼓動するのかということに
耳を澄ますのを、優先すべきだろう

自分のための
未来はあるのか
自分だけの
生き方はあるのか
瞳は霞み、孤独な心で叫び続ける日々

新しい明日が訪れても
今日ではない日を迎えたとは思えなくて
いつも同じ繰り返し、
昨日の残像を見ているようで

この街が、
いわゆる支配者という名の
誰かの城であり
限られた時間にさえ
己のために想…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2020年10月2日

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