完結

指先

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更新日:2020年10月10日

指先

第1章

金曜の夜。
仕事終わり。

勇気を出してあの人にメッセージを送る。

既読がつく。

ドキドキして返信を待つ。

遠く離れているけど
近くにいるように感じたいから
一生懸命話題を探す。

声が聞きたい。
そう思わなくもない。

でも彼が打つ一文字一文字が
指先で繋がっているようで
ちょっと嬉しい。

彼が一文字一文字
あたしのために打ってくれる文字すら
愛おしい。

画面に並ぶ文字は
全てあたしのためのもの。

会話が終わった真夜中
彼の言葉を見返して、ひとりニヤける。

『じゃあ、来週ね』

その言葉をそっと指でなぞる。

何を着ていこう。
どこへ行こう。


…今夜は眠れないな。

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2020年10月10日

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