廃屋
第1章 消えていくモノ
深夜-山奥は静まり返っている。
郊外にあるその廃屋が光った-。
それを見た者は誰もいない…。
その山に住む動物たちも、気が付かないくらい、一瞬の出来事であったー。
明くる日の日曜日ー
「…あれ?!ねぇ、ここに神社あったよね??」
わたしは、大学の友だちと二人で山登りに来ていた。
「え?!ウソだぁ~魔弥の見間違いじゃないの?」
「いや、本当に!!ほらこの前もここの道通って頂上目指したじゃん!地図の看板!そう確かこの辺にあったよね…」
わたしは自分の記憶が正しい事を、優希に証明したくて看板を探した。
「あった!!ほら優希、見てよこれ!!」
「ん~どれどれ…」
優希はしょうがないなぁという顔で看板を覗く。
「…えっ?!う…
もくじ (2章)
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