ひととき
第1章
温かい…
おだやかな日差しが窓から降りそそぐ…
僕はソファーに深く腰をかけ、スマホで本を読みながらコーヒーをすする…
そんな僕にぴたりとくっついて座る彼女…
ゆったりと眠たそうな目をしている…
(かわいいな…)彼女の髪の毛をなでた。
僕は彼女から伝わる体温に幸せを感じた…
冷たい雨…
季節外れの肌寒さに、僕は冬物の上着を探す。
ーこんな日は彼女を抱いて、その温もりを感じたい…
しかしそんな日に限って部屋に彼女の姿はない…
(…どこへ行ってしまったんだろう…)
僕はドアを見つめながら上着を羽織る、そして彼女の帰りを待った…。
(…うわっ…今日は暑くなりそうだ…)
雨戸を開ける前から窓に伝わる熱気を感じた…。
「…これから…
もくじ (1章)
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