真の天才
第1章 誰も知らない賢者
「カイトー、行こーよ。」
仲間が沢山いる此処は、安全地帯。カイトという名の少年は小学校入学早々、友達を多く持っていた。
幸せな空間であると同時に危険な場所であることも知っている。この学校には天才、かつ変人が多く存在する。
それは一年生でも同じことであった。
「うん、ちょっと待ってて。」
親友のソウタがまってる。いかなきゃ。
「カイト、遅いよ、先生のくだらない説教という非生産的な時間を過ごしていたのかい?」
「……………」
ソウタ少年は、天才の一人だった。的確な言葉を時、場合、場所に応じて使い分けることができる賢者だった。
そして彼の語彙は多くの大人より、自称有識者達よりも遥かにあった。
「いや、違うよ、ちょ…
もくじ (1章)
作品情報
本当の賢者は誰なのか____
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