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地下monogatary~B3-秘密の集会場~ 完結

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僕と一緒に物語を作ろうよ!

1位の表紙

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 インターネット禁止条例のおかげで僕らはプラットフォームを失った。

 それは情報が規制され、政府によって思想、言論が管理される社会。

 僕もそれに伴い物語を作るのを止めねばならなかった。

 ディストピアそのものだった。

 だけど密かに運営が続けられているサイト『monogatary.com』

 条例と同時に閉鎖を余儀なくされたはずなのに動き続けていた。

 大体、察しは付いた。やっしーがお題を掲げているのだ。

 それに賛同するように物語を書き続けるユーザー、Ugyo。

 

 僕は彼らの活動を楽しみにしていた。

 テロリストと名指しをされながらも隠れ続け、物語を作り続ける。

 そして、インターネットの自由を訴えかける姿は英雄そのものだった。

 

 だが、ヒヤリとした事件があった。

 やっしーが隠れ家にしていた酒場が摘発されたらしい。だが、当の本人は見つかっていない。

 しばらくの更新は無理だと思った。

 でも、通常運転だった。

 あぁ、やっぱりうまく逃げ切ったんだ。

 Ugyoさんも更新しているよ。僕はほっと一安心をした。

 朝になった。

 目を疑う事件が起きた。

 新聞一面に載ったのは『monogatary.com運営者やっしー逮捕、並びにUgyoの摘発』

 それこそが僕らの始まりだった。

 モノカキの革命が起きた日だ。

 最後にと、サイトを開いた。

 もう、二度と更新されることが無いとぼぉーっと眺めていた。

「ぼくと一緒に物語を作ろうよ!」

 声がした。

 それも、明らかに人ではない電子音。

「だれだ?」

 恐る恐る尋ねた。

「ぼくだよ。ぼく。ものちゃんだよっ!」

「ものちゃん?」

 目を疑った。

 僕の端末に黒い幽霊のようなおたまじゃくしなのかよく分からないけど赤いベレー帽をかぶったものちゃんがウヨウヨと画面を泳いでいた。

「旧ユーザーに立ちあがって欲しいんだ! 物語はモノカキがいないとダメなんだよ!」

「も、ものちゃん。そうは言っても条例が……」

「無理にとは言わないさ。でも、君にもし少しでも作家としての気持ちがあるなら参加してほしい。捕まった2人に続いて欲しいんだ!」

 そうしてとある地下に集まったモノカキたち。

 意志を受け継ぎ物語を作っていく。

 僕らの戦いは始まったばかりだ。

 そして、君の端末にも時期に届くだろう。

「君も一緒に物語を作らないかい?」

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6

モノカキさま各位、明日からのお題は牢獄よりお届けいたします。

7

やっしーが捕まってしまうだと?!(゚Д゚;)
椎葉サキヒロさん、お付き合い下さりありがとうございます!

爪隠し

2018/6/14

8

皆皆さま、コメントありがとうございます!
牢獄にいっても応援してます!

作者:稚葉サキヒロ

2018/6/14

9

とうとう捕まった……!!
そしてものちゃんはうようよいるのか……ww

大久保珠恵

2018/6/14

10

大久保さん素敵な表紙ありがとうございます!

作者:稚葉サキヒロ

2018/6/14

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とじる

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