2

~ TSURUGI on the planet olias ~
惑星オライアスの剣
序の章 <始まり>
美少年、美少女が宇宙で★
青春SF冒険ファンタジー
あらすじは国家機密です! 完結

#異世界勇者と繋がりたい

更新:2018/10/1

谷崎かおる

修正履歴

  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/09/25)
  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/08/09)
  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/08/09)
  • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/08/02)
  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/08/02)
  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/27)

修正履歴を見る

ポイント
270
オススメ度
12
感情ボタン
  • 41
  • 0
  • 1
  • 1
  • 1

合計:44

子供から大人まで全年齢層が楽しめるエンターテインメント作品!

作者の谷崎は本作をあまり小説とは考えていません。どちらかと言うと戯曲に近いと思っています。但し、戯曲等にある「ト書き」や幕間の解説などは本作にはありません。序の章は三人称語り、一の章以降は一人称語りがありますが作品全体を理解するのに十分な量ではありません。それを補う為に本作にはキャラクター設定と小説タイムチャートがあります。これらを先に読むをネタバレになりますが読まないと作品の全体像が分かり難いと思いますので作品を読んだ時点までのキャラ設定とタイムチャートを是非ご利用ください。
それと谷崎は無謀にも将来的には本作の映像化を目指しておりまして、映像がついて初めて作品として完成すると考えております。

一の章<敵>       bit.ly/2M5kAA7
二の章<剣>       bit.ly/2noLbcr

1位の表紙

2位

3位

目次

  • 第一話

    修正履歴

    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/28)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/27)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/27)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/25)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/25)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/25)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/25)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/24)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/24)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/24)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/24)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/23)
  • 第二話

    修正履歴

    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/27)
  • 第三話

    修正履歴

    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
  • 第四話

    修正履歴

    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/28)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/28)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/28)
  • 第五話

    修正履歴

    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/28)
  • 第六話

    修正履歴

    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
    • 改稿により一部内容が変更になっている箇所があります。(2018/08/04)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/30)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/29)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/29)
  • 第七話

    修正履歴

    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/29)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/29)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/29)
  • 第八話

    修正履歴

    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/31)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/31)
  • 第九話

    修正履歴

    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/08/07)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/08/07)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/30)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/30)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/30)
  • 第十話

    修正履歴

    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/08/07)
  • 第十一話

    修正履歴

    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
    • 改稿により一部内容が変更になっている箇所があります。(2018/08/04)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/08/01)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/31)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/31)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/31)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/31)
  • 第十二話

    修正履歴

    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/08/01)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/08/01)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/31)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/31)
  • 第十三話

    修正履歴

    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/08/01)
  • 第十四話

    修正履歴

    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/08/01)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/08/01)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/08/01)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/08/01)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/08/01)
  • 第十五話

    修正履歴

    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/08/01)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/08/01)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/08/01)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/08/01)
  • 第十六話

    修正履歴

    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/08/01)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/08/01)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/08/01)
  • 最終話

    修正履歴

    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/08/02)
    • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/08/02)
    • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/08/02)

すべてのコメントを非表示

第一話

 谷を渡り小川をこえて草原まで吹く風はまるでその少年に話しかけているようだった。少年はずっと目をつぶっているが眠ってはいない。風は少年の柔らかな髪の毛をやさしく包み込んでいく。彼は振り起されたかのようにそっと目を開けた。緑色の濃い瞳に光が差す。しばらく青く澄んだ空を見上げていた彼の視界に少女が顔を覗かせた。

 「また、ここで寝ていたの?」

 少年は何も答えない。少女は彼の顔を見ていたが少しすると膝を抱えて横に座った。草原を渡る風は少女の髪もそっと揺らした。肩より少し長い薄茶色の髪は時折、少女の顔を撫ぜていた。

 「明日だね、誕生日」

 少年は空を見上げながら答えた。

 「何も変わらないよ。1つだけ歳が増えるだけさ。14歳になるだけだ」

 2人ともこの土地で14歳になることの意味はよく分かっていた。

 「うん、そう。わたしは女の子だからね。 でもレイは違う」

 少女はそう言うと彼の顔を見た。 少年はそれに気づいて彼女の方を向いた。 2人はしばらく見つめ合っていた。 風がまた彼の髪を包んだ、そしてそっと髪の毛を持ち上げる。 少年の髪の色は少女とよく似ていたが持ち上げられた髪の毛の下には輝くようなブルーの毛が薄っすらと生えていた。

 少年はまた空を見上げた、どこまでも続く雲ひとつない空を。 そしてすっと立ち上がった。

 「行こう、ランス」

 そう言うと彼女の手を取って起こしてあげた。 少女は少しだけスカートに付いていた草を片手でポンポンと払った。 2人は町の方へ歩き始めた。

 「レイ、もう決めたの?」

 「うん、行くよ、いつまで迷ってても仕方がないからな。 半年はかかるだろうけど、そんなの何てことはないよ」

 この星の成人は14歳だった。男子は14歳になると1か月以内に道を選ばないとならない。 彼はその町に残って学業の道に進むか町を出てこの星の中心の都市へ行き試験を受けてパイロットを目指すかだった。

 少年の名はレイチェル・ソルジュ。 彼の町には10歳から13歳までの成人前の子が通う学校が3つあった。各学校にはそれぞれ男女合わせて400人程が通っていた。 レイチェルはその1200人の中でも身体能力、学業ともにトップクラスの生徒だった。

修正履歴

  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
  • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/28)
  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/27)
  • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/27)
  • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/25)
  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/25)
  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/25)
  • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/25)
  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/24)
  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/24)
  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/24)
  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/24)
  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/23)

修正履歴を見る

  • 5拍手
  • 0笑い
  • 0
  • 0怖い
  • 0惚れた

コメントはありません

コメントを書く

とじる

第二話

 「アカデミーは全寮制なんでしょ? でも何故入る前から入寮しないといけないの?」

 「それは試験に最短でも半年はかかるからだろう。それに普段の生活態度とかも採点要素になるんじゃないかな。それから直接試験とは関係ないと思うけど個性とか気質みたいなものもアカデミーに入る条件になってるみたいだから全寮制でないと分からないところもあるんだろう」

 「でも凄いわねぇ、毎年、星中の各地域から優秀な子が何千人も受けるのに入れるのは数人なんでしょう。それに合格者がゼロの年もあるって聞いたわよ」

 「そう、アカデミーに入るには最短で6か月。希望すれば5年までは受験生とし都市に在住できる。まぁ、その期間はずっと試験期間だけどね。だから受験生だけでも1万人以上居る。寮と言うよりもう受験生の町だよ、あそこは。町の運営も部分的には受験生がやるわけだしね。だから実際には1万人以上の中から年間で数人だけだ」

 「そんな大変な試験なのにレイは半年で受かると思ってるの?」

 「そんな自信家じゃないよ、俺は。うちの家の財政だと半年くらいが精一杯なんだよ。受験生は働けないからな。父さんは1年は大丈夫だとか言ってたけど、あんなのは強がりだよ、はは。まぁ、8か月が精一杯だろうな。だから半年ちょっとでアカデミーに入れなかったら諦めて帰ってくるよ」

 「大丈夫よ、レイならきっと。半年で入れるって!」

 「ありがと、ランスがそう言ってくれたら今日1日だけの気休めにはなるよ」

 「もう、レイって自信があるのかないのか良く分からないわね」「それでシティーにはいつ行くの?」

 「次の青の日だよ」

 「えー!5日後じゃない。なんでそんなに早く行くのよ。レイはまだ髪の毛だって茶色だよ。大人の髪にもなってないのに。決めるのは誕生日から1か月以内だけどアカデミーの受験書を出せばまだ5か月はここに居てもいいのよ」

 「そうだけど、ソレイユとダンと約束したんだ。3人で一緒に行こうって。ダンはもう誕生日から4か月経ってる。俺の誕生日を待っていてくれたんだ。まぁ、髪なんて1か月もすればすっかり大人の色になるよ。ほら、もう下の方は青いだろ」

 そう言うとレイチェルは後ろ髪を持ち上げてランスに見せた。茶色い髪の下には生えたての青く柔らかい髪が谷からの風を受けてさわさわと揺れていた。

修正履歴

  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/07/27)

修正履歴を見る

  • 4拍手
  • 0笑い
  • 0
  • 0怖い
  • 0惚れた

コメントはありません

コメントを書く

とじる

第三話

 「明日だよね。行くのは?もう準備は出来てるの?」

 「あぁ、全部揃えてあるよ。こうやってランスと話せるのも明日までだな」

 「なに変なこと言ってるのよ。受かってもダメでも半年ちゃっとしたらまた会えるじゃないの。でもアカデミーはパイロットだけじゃないんでしょう?それなのに何故レイ達はパイロットしかいけないの?」

 「別にいけないとかってわけじゃないよ。そんな法律もないしね。遺伝子の問題だろう。パイロットになるには特別な遺伝子が必要なんだ。この星の5つの人種でパイロットになれる遺伝子を持っているのは俺達の人種だけなんだ。だから、俺達の人種でアカデミーに入いれたのはパイロット以外、歴史上もいないよ」

 「それじゃあ、レイが歴史上初めての人になればいいじゃないの」

 「ははは、それは無理だよ。逆に俺がいくら優秀だったとしてもパイロット以外でアカデミーに入るのはそれこそ遺伝子の組み換えでもしないと難しいだろうね。まぁ、ランスもすぐに分かるようになるよ」「俺はこれからダンの家に行くから、明日の出発の確認とか色々あるからね。ソレイユも来るはずだ。多分、出発は昼前くらいになると思う。ランスは朝にもう一度来てくれるかい?」

 「それなら、もちろん来るわ。8時くらいでいい?」

 「あぁ、それくらいでいいよ。それじゃあ、俺は行くから、また明日会おう」

 レイチェルはそう言うとエアーバイクにまたがり反重力エンジンを起動させた。

「気をつけてね」

「あぁ、じゃあ、また明日」

修正履歴

  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)

修正履歴を見る

  • 3拍手
  • 0笑い
  • 0
  • 0怖い
  • 0惚れた

コメントはありません

コメントを書く

とじる

第四話

 「おじさん、こんにちは」

 「やぁ、レイチェル君。ダンは自分の部屋で待ってるよ。そのまま上がっていいよ」

「ありがとうございます」

「おぉ、久しぶりレイ、早かったな。適当なとこに座ってくれ。ソレイユもそのうち来るだろう」

 「相変わらずデカいなぁ、ダン。またちょっと大きくなったんじゃないか。それに髪の色もすっかり黄色くなった」

 「おぅ、また少し体重も増えたぞ」「ランスとはもう話をしたのか?」

 「あぁ、さっきまで一緒にいたよ。明日の出発前にもう一度会うけどね」

 「お前たち5歳くらいからの付き合いなんだろ?もう兄妹みたいなもんだよな」

 「そんなものかもな、歳は同じだけれど」

 「お久しぶりですね。お二人さん」

 「やぁ、ソレイユ、お前も早かったな。レイも今さっき来たとこだ。適当に座ってくれ。それじゃあ、手っ取り早く明日の確認だけしようぜ。お前たちもそんなに長くはいられないだろ。早く帰って今晩は家族ともゆっくり話しておかないと、もう少なくても半年は会えないからな」

 「そうですね。確認しておかないといけない事はここに全部書いておきましたので、どうぞ」

 「流石だなソレイユ、これなら直ぐに終わりそうだ」

***

 「よし、これで終わりと。もう忘れてる事はないよな」「それにしても大変そうだな、これからの半年は。ランスも言ってたけど何年か前には合格者ゼロの年もあったらしいな。とんでもないよなアカデミーの試験て」

 「心配しなくても実際に行けばシティーの生活にも直ぐに慣れますよ。それに僕は始めから半年とは考えていませんし。2年くらいは覚悟してますよ」

 「心配なんてしてねぇよ。いいよな、金持ちの家は。うちなんて2年も居たら破産だよ、はは」

 「そうですか?それはそれで大変な事もあるのですがね。それと確かに8年前は合格者がゼロだったそうですが、それは優秀な受験生がいなかった訳ではないらしいですね」

 「それじゃあ、どう言う事だよ?」

 「アカデミーも必要な人材の人数が毎年違うと言う事ですね。8年前はたまたま、どの部門も必要な人材がゼロだったらしいですね」

 「お前、よくそんな事を知ってるな?」

 「父の仕事の関係でね。それとレイチェルには良い話があります。今年はパイロットがかなり必要になりそうだとの事です」

 「え!? 本当に?」

 「えぇ、確かな情報です。それでもパイロット志願者も多いので難関には違いありませんけどね」

 「そりゃそうだな。でも確率が高くなった事だけは確かだな。よし!」

「ん?なんかソレイユも少し背が伸びたんじゃないか?」

 「はい、少しだけですけど。レイチェルも少し背が高くなっているようなので差はあまり変わらないでしょう。僕の方が少し高いだけですね。ダリアンよりはぜんぜん低いですよ」

 「それはダンがデカすぎるだけだよ! でもソレイユは髪の色が変わらないから何か、ちょっと子供っぽく見えるよな」

 「僕からはあなた達の人種の方が不思議に見えますけどね。14歳で突然、髪の色が変わるなんて」

 「よし! それじゃあ、明日は昼前に来てくれ。昼食は用意しておくから食べてから出発だ」

修正履歴

  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
  • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/28)
  • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/28)
  • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/28)

修正履歴を見る

  • 3拍手
  • 0笑い
  • 0
  • 0怖い
  • 0惚れた

1

異世界勇者というとファンタジーを思い浮かべがちで、大体テンプレというのもあるのですが、こちらはSFなのですね。
反重力エンジンとか、十四歳を境に急に髪の色が変わるとか、遺伝的に向いた職業があるとか、興味深いSF的な設定でわくわくします!!
さて、まずレイチェルはどうなりますでしょうね?
楽しみです!!(´∀`*)ウフフ

大久保珠恵

2018/7/28

2

大久保珠恵 様
ありがとうございます! 今後のプロットはもう考えてありますが細かなところはこれからなので小まめに更新します。今書いている序の章は一旦、短編として完結しますが、次の章、次の章と続いて行き、かなりの長編になる予定です。またお時間があれば読んでください。宜しくお願い致します!

作者:谷崎かおる

2018/7/28

コメントを書く

とじる

第五話

 「レイちゃん、もう準備は出来てるの?」

 「母さん、俺はもう成人したんだからレイちゃんはやめてくれよ」

 「何言ってるのよ。レイちゃんはいくつになってもレイちゃんよぉ」

 「まぁ、いいか」「うん、昨日の夜に必要なものは全部バイクのボックスに入れておいたよ」

 「じゃあ、出発するまで時間があるでしょう。ちょっと買ってきて欲しい物があるんだけど」

 「おぃ、おぃ。これから半年も会えない息子に用事を頼むかねぇ、この母は」「まだ時間はあるけどもうすぐランスが来るんだよ。だからそのご要望にはお応えできませんね。へへぇ」

 「あら、そうなの、それならお父さんに頼みましょう」

 「はい、そうしてください」

 「こんにちはぁ」

 「あ、ランスだ。俺、ちょっと出掛けてくるから」

 「ランス、谷に行こう」

 「谷ってレイがよくお昼寝しているところ?」

 「そう、あの谷だ。出発の前に行っておきたいんだ。この町であそこが一番好きな場所なんだ」

 風はいつものように谷から小川の上を吹き抜けていた。

 「それでランスはこれからどうするつもりなの?」

 「うん、考えてる事はあるんだけれど、わたしの誕生日はまだ半年先だし、女の子は成人しても1年間は今の学校に残れるでしょう。だから、お母さんにもまだ何も相談してないの」

 「そうか、やりたい事があるのはいいことだよ。それにランスだったら何をしても上手くできるよ」

 「あら、今度はレイが励ましてくれるの?この前とは逆ね」

 「はは、そうだな」

 ふたりはいつものように暫く小川の傍の草原で話をしていた。

 「そろそろ時間だ、行こう」

 「うん、向こうでも頑張ってね、レイ」

 「あぁ」

 レイチェルがダリアンの家に着いた時にはソレイユが先に来て玄関前で待っていた。

 「ダリアンのお母さんが昼食の準備をしてくれていますよ。これでこの町の料理は半年間は食べられなくなりますね」

 「あぁ、そうだな。特にダンのお母さんの料理は天下一品だからな」

 「おい、二人とも食事の仕度が出来たぞ。食べたらすぐに出発だからな。この町の料理は半年間は食べられなくなるから、しっかり食べておけよ」

 「お前と同じこと言ってるぜ」

 「そうですね」

修正履歴

  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/01)
  • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/07/28)

修正履歴を見る

  • 3拍手
  • 0笑い
  • 1
  • 0怖い
  • 0惚れた

1

さりげない日常の中で別れの寂しさが……。
普通通りだったり、ちょっとぎこちなかったり、真正面から寂しげだったり色々ですね。
さて、都はどんな場所、でしょうね?

大久保珠恵

2018/7/28

2

ありがとうございます! 次回あたりから段々と分かってきます。 よろしくお願いします!

作者:谷崎かおる

2018/7/28

コメントを書く

とじる

オススメポイント 12

つづけて SNS でシェアしてオススメシポイントをゲットしましょう。

とじる

同じ作者の投稿

人気の投稿

このページの内容について報告する

送信中

送信しました

文字数の上限を超えています。