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日常の傍らに

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いたって簡単な、だけどふと欲しくなる、「いつもの」。
ごはんだったり、おやつだったり。

※第一話は「日常の傍らに~petit~」になります。
 一話完結のゆるい連作です。

1位の表紙

目次

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クロックムッシュ

 心機一転。引っ越しをした。

 トランク一つだけにはならなかったけど、荷物はうんと減らして、すっかり身軽になった。

(重いのは、好きじゃないんだ。)

 しかし物が無いな…少しの着替えとタオル類、PC、大きいクッション、冷蔵庫、トースター、電気ケトル。あとは駅からの道すがら珍しく一目惚れして買ってきたマグカップ。今はこれだけでいい。

 1Kの風呂無しシャワー付き物件。窓からは素敵な借景、大家さんのお宅の庭。築年数は古いけれど、きれいにリフォームされている。

 ここに決めたのは、あこがれていた土地だったから、というのもあるけれど、決定打は近所のパン屋さんだった。早速お店に行ってあれこれ買ってきた。おやつパン、おかずパン、リッチなパン、リーンなパン、そして食パン。値段はちょっと高めだったけど、どうせ一人だ、と奮発した。

 だらだらしながら色んなパンをあれこれ食べて、食べきれなかったものを時折かじりつつ引っ越しの片付けをする。やろうと思えば明日の朝まででもだらだらと続けていられるなんて気軽なもんだ。

 怠惰なのか勤勉なのかわからない一日を過ごし、日用品を買いにスーパーへ出かける。あれこれ雑多なものを選び、小さなホワイトソースのパウチがあったので、ちょうどいいとそれも買った。

(次はクロックムッシュにしよう。)

 いつものように、本格的ではない、トースターで焼くレシピ。ホワイトソースのパウチ一袋で二枚分。

(………)

 雑に作るとソースやチーズが流れ落ちてしまうので丁寧にね。紅茶も準備しておこう。…と、今回はかなりきれいにできた。

(……………)

 …ずっと無理をしていたのかもしれない。自分でも思っていた以上にこの味が気持ちを刺激した。感情があふれ出す。情景と、状況と、目に入るものだけを見ているままではいられなかった。

 一言ではとても言い表せない、いろいろな感情をあふれさせながら一枚食べたらお腹は満たされた。きちんと気持ちを出せたから、少しずつ心も満たしていけるだろう。

 残った一枚は後で食べた。冷えても美味しかったよ。

Recipe

1.軽く温めた食パンにバターを塗る

2.1.をアルミホイルで囲み、ホワイトソースをぬる

3.2.にハムととけるチーズをのせ、トースターで焼く

※面倒な時はハムチーズだけでそれっぽく済ませるけどね

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とじる

棒棒鶏風サラダ

 夏とは言えいつまでも寝具無しではきついので、布団を買いに行った。寝心地と肌触りが良ければデザインにこだわりは無いからすぐ決まるだろうと思っていたけれど、その寝心地と肌触りが気に入るものを探すのが大変だった。まあ、健康的な生活をしている限りは、寝具にくるまれる時間は最も長いのだから、それも当たり前と言えば当たり前か。

 寝具だけでなく、家電や調理道具なんかも本当に(まだ碌に)無い。あまりにも無いから、困るまで買わないで暮らせるかちょっと試してみたくなってしまう。とりあえず、鍋ラーメンにきざみ葱をのせられる程度の道具と設備はあるから大丈夫だろう(笑)

 とは言え、必要になったらすぐ買えるように目星は付けておいた方が良い。大体昔から私は物を決めるのに時間がかかるんだから…そう、さっきもあんなに考えまくったじゃないか。さらっと家電にも目を通しておこうか。

 布団だけのつもりが、家電やら茶器やらついついじっくり選んでしまい、想定外に疲れて帰路に就く。特に、今日は茶器を吟味するつもりは無かったのに、気に入ったものに出会ってしまった。これは買わないわけにはいくまい。大切に扱う荷物もできたので、食事も家でとることにしよう。疲れて食欲もあまりないし。何か手軽でさっぱりしたものがいいな。

 スーパーに寄って軽く買い物をして帰宅。棒棒鶏風サラダで冷やし中華麺を食べることにした。

 きゅうりを千切りにしながら、ああ、次はスライサーで済ませよう、とか、麺を茹でながら、やっぱり電子レンジは早めに買おう、とかつい思う。やはり道具無しチャレンジは無謀なようだ。疲れ具合と道具の少なさから、鶏肉を缶詰のササミフレークにしたのは正解だった。

 相変わらず、なかなか決められないけれど、じっくり選んで決めた布団は明日届く。それとは逆に、今までずっと決められなかった、欲しいと思える茶器がここに来てすぐに見つかった。

 少しずつ、要るモノだけが増えてゆく。

Recipe

1.きゅうりを千切りにして皿に広げる

2.汁気を切ったササミフレークを1.の上に乗せる

3.ポン酢をかけ、いりごまを散らす

※水分が出るので、ポン酢はあまり早くかけすぎない方が良い

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とじる

レンジでプリン

 オーブンレンジが届いた。レンジが使えるようになったら、すぐに作りたかったものがある。

 それは、プリン。

 私の好きなのは、流行りのとろとろプリンではなく、喫茶店のプリン・ア・ラ・モードに乗っているような、昔ながらのしっかりした卵風味のプリン。これが意外と見つからない。だから、研究していくつかマイレシピを作った。

 今日は休みだし、早速作ろう。久しぶりに気分が弾む。今から作るのは、中でも一番簡単に作れる電子レンジプリン。使う道具は少ないから片付けも簡単。容器は便利なふた付きの200mlくらいの小さいシリコンスチーマーを使う。(無ければ耐熱マグカップとふんわりラップでも大丈夫じゃないかな。)

 計量も簡単。砂糖は各大さじ1、卵は1個、牛乳は100ml。カラメルの水は各小さじ1。

 どちらかというと火を通すときの方が気をつかう。気持ち短めに設定して、足りなければ追加加熱する方が失敗しにくい。レンジごとの癖も結構あるし。

 カラメルは500wで2分~3分弱その場で様子を見ながらレンジにかけて、そろそろいいかなと思った瞬間に取り出して、焦げムラがあればゆすって均一になったところですぐに水を入れる。うっかりすると簡単に炭が出来上がる。かといって加熱不足だとぼんやりしたソースになってしまう。

 プリンのポイントは卵をよくほぐすこと。そして、すが入らないように、ふたをして150wで6分~7分程レンジにかける。200wでもそう変わらない。ふたをとってゆすってみて、真ん中が液状じゃないのにぷるんと波打てば出来上がり。ちょっとゆるいくらいなら余熱で固まるから大丈夫。加熱しすぎると変にかたくなってしまう。500wで2分程でもできるけど、すが入りやすくなるんだよね。

 レシピ研究中は、作りまくって食べてもらいまくったっけ。飽きない?って聞いても、毎日おやつがあって嬉しい、って言われたな。

 卵と、牛乳と、砂糖だけなのに、ちょっと量を変えたり熱の入れ方を変えたりすると、全然別のものができる。でもやっぱりそれも美味しいし、プリンには違いなくて。

 どれも美味しいけれど、私はこのプリンが一番好きで、とろとろプリンが一番好きな人もいる。

 さて、もうレシピは確立してるから、このレンジとの相性がどうかチェックするだけ。特に、弱のワット数が物によって違うから、何度か試さないといけないんだよね。でも、少し楽しんでいる自分がいる。

 ここでの初めてのプリンも、きっと美味しいに違いない。

Recipe 1.カラメル

1.容器に砂糖と水を入れ、ふたをしないで様子を見ながら電子レンジ(500w)にかける

2.よい色になったら取り出してゆすり全体を均一化させる

3.水を入れて加熱を止める(火傷に注意)

Recipe 2.プリン

1.計量カップに卵を入れてほぐし、砂糖、牛乳、バニラエッセンスを入れてはその都度よく混ぜる

2.(カラメルの入った)容器に茶漉しで濾し入れ、ふたをして電子レンジ(150w)にかける

3.粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす

※カラメル無しで、メープルシロップをかけても

修正履歴

  • 内容に影響のない範囲で、一部表現の変更や追記をおこないました。(2018/10/11)
  • 誤字、脱字の修正をおこないました。(2018/10/11)

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