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おんぷあつめ

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い、一応仲間に入れてくれてもいいじゃないですかぁ!

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「わっわはぁ!?!?」

  女の子が俺の上に降ってきた。

「ぬわーーーぎぇぇーーー!!!!」

 .....。

「ぴぎゃぁぁぁーーー!!!」

  .....。

「どわぁぁぁーーー!!!」

  .....。

「いい加減降りろや!シバキ回すぞこの女!」

「あ、ごめんなさい。いい感じの座り心地だったので」

  声で女だと判断したけど、まさか痴女みたいな格好をした、アホ毛がめっちゃ長くてみょんみょんしてる、こんなふざけた奴だったとは。

「俺の顔面は椅子じゃない」

「や〜すみません平らだったので」

  どうせ、パッとしない顔立ちだよ!んな事自分が一番分かってるつーの。

「うるせぇ!誰だお前は、何で俺の部屋にいる?てか、どっから落ちてきた!」

「や〜近い近い。お顔が怖いですよ?スマーイルスマイルッ!」

「おい」

  あんまりに頭にきたので、つい長いそれを掴んでしまった。掴みやすい位置に有るのが、いけないと思うんだなお兄さん。

「あっ、あ、あっあぁぁ!ごめんなさいごめんなさい!謝りますからぁ!アホ毛掴んじゃダメですぅ。痛いですよぉ!」

「質問に答えろ」

「はいぃ。でわ、コホン。こ、答えればいいんでしょ!別にアンタの為に.....あぁ、あああ。待ってください!待ってください!刃物はノーですぅ!死なないけど痛いですぅぅ!」

「次ふざけたら、警察に突き出す」

「分かりましたよぉ。私は『四分休符ちゃん』です!よろしくお願いしますね!」

  バチコーンと目から星を飛ばしてきた。物理攻撃は止せ。というか、全く意味が分からん。

「四分休符?」

「いえ、『四分休符ちゃん』です!」

「なるほどな」

「分かっていただけましたか?」

「あ、すみません。警察ですか。部屋に痴女が押し入ってきて、はい。はい、はい。住所はですね〜」

「や〜!や〜!や〜!考え直しましょう!今ならまだ間に合いますよぉ。ほら、ほら、私美少女ですし.....」

「ははは」

「何で乾いた笑い!?」

  うん。確かに結構整った顔立ちだ。街を歩いていたら、一目惚れとかのナンパに遭遇しそうだ。

「えっと、自称美少女なんですけど」

「や〜!や〜!どう見ても美少女でしょ!あれ?美少女ですよねぇ!美少女だと言ってくだだださい!」

「揺らすな!止めろ、胸ぐらを掴むな!分かった、分かったから、美少女だから、止めて!美少女です!美少女です!」

「分かってもらえて嬉しいです」

  揺らされまくってぎぼぢわるい。クッソスマホ落とした。何処だろ。

  慌てて辺りを見渡すと、ソファの直ぐ下にあった。

「あっ、大丈夫です。何とか自力で逃れました。早く来てください」

「意地でも通報止めないんですかぁ!?」

「あたりめぇだろボケェ」

「なんでですかぁ。美少女なんですからもっと信頼してくださいよ!」

「どんな謎理論だ。てか、何で逆ギレ!?」

「ってい!」

「あ、テメェ何しやがる!」

  返せ俺のスマホ。まだ、通話中だから。おい、乱暴に扱うんじゃない。その「宇宙防衛アルケミスト魔法少女武闘家プリムちゃん」ストラップは超限定激レアグッズで、世界に10個しかないんだぞ!

「ただの痴話喧嘩なので、警察は大丈夫ですぅ。お騒がせしましたぁ」

  ブツっと通話の切れた音がやけに大きく耳に届いた。いや、耳を付けてない俺にそんなに大きく通話の切れる音が聞こえる訳がない。恐る恐る顔を上げると.....。

「何しやがるテメェェェェ!!!返せオラァ!」

「な、なんですか。乱暴は良くないですぅ」

「おま、ちょ、ふざ、ぶっ殺す」

「いやいやいやいやいや!待ってください!待ってください!ストラップの紐が千切れただけで、下に付いてるフィギュアは壊れてないですからぁ。落ち着いて、落ちつ痛ったぁ!?殴る事ないじゃないですかぁ。私女の子ですよ!美少女ですよ!」

「お前如きが、俺の大切な宇宙防衛アルケミスト魔法少女武闘家プリムちゃんに勝てる訳ないだろ。寝言は永眠してから言え」

「そんなんだからぁモテないんですよ!」

「じゃかしいボケが!」

  俺がモテないのと、お前がストラップ壊したのには、何の因果関係も無いだろ!処すぞ!

「直します。直しますからぁそんなに怒らないでぇぇ。グスン」

「わ、悪かったよ言い過ぎた」

  なんだよ。上目遣いの泣き顔はちょっと可愛いじゃねーかよ。まあ、反省してるなら、許してやらない事もなくなくなくはないな。

「あーー!騙されましたね!やーいやーい嘘泣きに決まってるじゃないですか!ばーかばーか!」

「お前を削除する」

  俺は激怒した。必ず邪智暴虐の四分休符を除かねば。おっと、ストレート過ぎた。悪霊退散!悪霊退散!

「ちょっと、私幽霊とかじゃないですから!どっからお札出してきたんですかぁ!貼らないで!貼らないでくださいぃ!」

「成仏しないだと!?」

  塩か、塩が良いのか。部屋一面に伯方の塩ぶちまければいいのか。何て強力な霊なんだ。

「うぅ、ベタベタする.....。だから、違いますって!浮けますけど、断じて付喪神とかじゃないですから!大体楽譜じゃなくて、四分休符の付喪神って冷静に考えておかしいでしょ!」

「可笑しいのはお前の格好と、お前の頭だよ」

「ひっどぉい!いいから、私の話を聞いてください!」

「ダァ!もう、分かったよ。一体どうしたらお前は出てくんだ」

「うえぇ!?私もしかしてだけど、追い出されそうですぅ!?!?」

「俺の部屋だぞ。当たり前だろ」

「美少女とひとつ屋根の下ですよ!憧れません?憧れますよね!」

「お前意外の美少女だったらな」

「あっ!認めましたね!ついに私が美少女だと、ハッキリ認めましたねぇ!」

「早く要件を言え」

「あっ、あ、あ、ごめんなさい!アホ毛は、アホ毛は許してください!切っちゃダメですぅ!」

「で」

「痛い!痛い離して、離してくれないと話せません!痛過ぎですぅ!あっ、離してくれた。えっとぉ『四分音符ちゃん』を一緒に探して下さい!」

「他を当たってください。おかえりはあちら」

  これ以上訳分からんのに付き合ってられるかってんだ。

「即答!即答ですかぁ!鬼、悪魔、変態!おかえりはってそこ天井じゃないですか!どうやって帰れと!?」

「変態じゃねぇ。妙に語呂が良くて、危うくスルーするところだった。じゃあ、玄関からでいいから帰れ」

「いーやーでーすぅー。てか、帰れません!そう帰れないんです!私を帰らせたくば、四分音符ちゃん探すしか無いのです!」

「脅迫かよ!」

「ほら、私ってぇ妖精的な、精霊的な、神秘な感じじゃないですかぁ」

「いや、知らんけど」

「音符の化身なんですよぉ。凄くないですかぁ」

「そうだなー」

「反応うっす!?妖精だって言ってるのにぃ!」

「いや、妖精とかね。それに神秘じゃなくて、チンパンの間違えだろ」

「半笑いは酷すぎます!誰が猿かぁ!!」

  かくして、俺と四分休符のひっちゃかめっちゃかな、同居生活が始まった。

おまけ

「スタープリズムライトナックル!」

「お前も、プリムちゃんにハマったか」

「はい!プリムちゃん強くて可愛くてもう、最高です!」

「分かってるじゃないか。じゃあ、一緒にあれやるか」

「はい!いきます!」

「「ブラックダイヤモンドスターダスト百裂蹴り!!!」」

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とじる

「おはようございます!えっと.....貴方は誰ですか?」

「朝から煩いんだよお前。後、家主の名前も知らないなら出てけ」

「や〜待ってください!待ってくださいぃ!今思い出しますから。.........あれ?私は自己紹介したけど、してくれてなくないですか?」

「そういえば言ってなかったな。柏木新哉だ。"かしわぎ"が苗字で"あらや"が名前だ」

「やっぱり、貴方が言ってないだけじゃないですか!私悪くないです!私悪くないですから謝ってくださいぃ!」

「嫌だ、断る。煩い」

「酷い!酷いです!酷すぎますぅ!私美少女なんですよ!超絶可愛い『四分休符ちゃん』なんですよ!」

「勝手に家に居座ってる痴女に、優しくしてやる義理は無い」

  しつこい四分休符を払い除け、朝食を作ろうと立ち上がると、四分休符が警告と共に飛び込んできた。

「あ、危ない!」

「ぐげぇ!」

  俺が組み敷かれるとほぼ同時に、けたたましい破壊音と共に、天井が吹っ飛んだ。先程俺が立ってた位置には、何か黒い塊が突き刺さっていた。四分休符が俺を突き飛ばさなければ即死だっただろう。

  ん?あの、突き刺さってんのどっかで見た記憶が.....?黒い大き目の丸に、旗みたいなやつ。

「大丈夫、新哉」

「一体なんなんだ」

「あれは『八分音符』だよ!」

「あ〜道理で見た事がある形な訳だ」

「敵を前に随分と悠長だな!」

  可愛らしい声が、遥か頭上から降ってきた。その声に導かれるままに上を向くと、四分休符に良く似た四分休符より少し背の高い女の子が浮いていた。八分音符のせいか、アホ毛が物理法則や重力に逆らい過ぎている。

  命懸けのこの状況では、凄くどうでもいい事だが、膝上丈のスカートのせいで、パンツが丸見えだ。腕を組んで威圧的な態度なのに凄く馬鹿っぽい。

  とりあえず、言っておかなければならない事がある。

「八分音符テメェ!他人の家の天井ぶっ壊しといて覚悟は出来てるんだろうな!」

「えっ、そこ!?あ、あ〜.........その、ごめんなさい。じゃない!四分音符は渡さないわよ、四分休符!」

  非常識な割には、ちゃんと謝って実はいい子かも知れない。許さんけど。

「いいえ、四分音符は返してもらうわ!」

「おい。お前ら正座」

「いや、空気読もうよ新哉!」

「そうだぞ!人間の癖に邪魔するな!」

「いいからそこに直らんかぁ!!!」

「「は、はい!」」

  大人しく俺の指示に従っている。何でだ?俺なんか一撃でどうにでも出来るだろうに。

「朝っぱらから、ご近所さんに迷惑でしょうが!」

「怒るポイント変くない」

「なんなんです?この人」

「私が出てくる為に一方的に契約したんだけど、ちょっと変な人で.....」

「休符が契約したのに、音符まで従わせるなんて、おかしいです」

「うぇ〜私に言われても」

「人が話してんだろ!聞け!」

「「はいぃ!」」

「兎に角先ずは、天井を直してもらおうか」

「はい、えっと『ラ』の音を頂けますか?私の持つ『ラ』の音は癒しの力が有ります。モノに効くかは分からないんですけど.....」

  状況が常軌を逸しているせいで、理解は出来ないので、全てを流れに任せよう。

  スマホのアプリでいいや。「ラ」を適当なリズムで押してみる。

「どうだ?」

「あ、大丈夫.....です。やってみるわ!」

「おぉ!」

  綺麗な音程で「ラ」の音が響き渡る。天井を凝視しているとみるみるうちに直っていく。明らかに人間のなせる技では無い。まあ、浮いてる時点で今更か。

「どうよ!」

「凄いけど、壊したのお前だからね」

「うっ、うぅ」

「とりあえず全部説明しろ」

「最初に覚えておいて欲しい事は、音符と休符は対立しているの」

  音符と休符の対立か。どっちも大して変わらんだろうに。

「何でだ?」

「音符の力を休符は打ち消してしまうの」

「逆に休符の力を音符は相殺しちゃうんだよ!」

  音符には、音符の具現化、後は音階による特殊能力(さっきの修復みたいなの)、物体を動かす効果があるそうだ。

  休符には、休符の具現化、後は全ての音符の効果の打ち消し効果、物体を休ませる(止める)効果があるらしい。

  因みに俺の言うことを聞いてしまうのは、何かの強制効果が発動してるとの事。今のところ何かは不明だそうだ。

おまけ

「スプライトレインボーポーション!」

「まだだ!グレートアイアンヒートバースト!」

「あんた達何してんのよ」

「宇宙防衛アルケミスト魔法少女武闘家プリムちゃんごっこだよ!」

「いや、意味わかんないし」

「なんだと!プリムちゃんの良さが分からんとは、この異教徒め!」

「異教徒め!」

「いくよ!」

「おう!」

「「シャイニングゥゥゥアルティメットォォォダブルマキシマムブレイクゥゥゥゥゥゥ!!!!!!」」

「痛っ!痛い、痛い!凄い地味に痛い!ただ、叩いてるだけじゃない!も〜なんなのよぉ〜!」

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私はこのノリ好きです!!!

湊あむーる

2018/8/8

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湊あむーるさんコメントありがとうございます!

ありがとうございます!嬉しいです( ´▽`)

作者:アメフラシ

2018/8/8

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とじる

「良いか。仲良くしなさい」

「無理だよ!」

「嫌よ!」

「朝飯あげないよ?」

「や〜やだやだやだ!食べたい〜四分休符ちゃんも朝ご飯食べたい〜!」

「私は要らないわ。というか、私への強制効果を解きなさい」

「ダメだ。解除したらまた、家を破壊して戦い出すに決まってる」

「それは当然ね。音符と休符は敵同士なんだから」

「じゃあ、ダメ」

「もう!」

  もうも何もあるかよ。解き放ったら暴れると分かってる猛獣の檻を、好き好んで開ける奴が居るかよ。

「ん?ねぇ貴方」

「新哉だ」

「新哉。貴方もしかしてドイツ系だったりしない?」

「曾祖母がドイツ系だったと記憶してるよ」

「四分休符。私達が逆らえない理由が分かったわ」

「えっ?どういう事」

「私達が日本で発生した(産まれた)音符と休符だからよ」

「確かに日本産?的な感じだけど、それとどう関係あるの?」

「貴女、コイツの瞳の奥の流れを見ても、まだ分からないの?だから休符なのよ」

「なにそれ酷い!私にも見してよ!!!」

  美人に顔を代わる代わる覗き込まれる。気分としては悪くない。だが、八分音符が、鬼の様な形相をしているのが気になる。

「あぁあぁ!?!?」

「うわっ!」

  覗き込んでる四分休符が、唐突に悲鳴のような大声を上げた。耳がキンキンする。煩過ぎるだろ。一体なんなんだよ。

「私達は、産まれた国の歴史等に、ある程度縛りを受けるのは、四分休符でも知ってるでしょ」

「うん。知ってるよ」

「それを踏まえた上で、新哉は私達にとって最悪の相手よ」

「何でぇ?」

「ほんと馬鹿。音楽家に弱いのは分かるわね」

「まあ、私達を使う職業だからね」

「彼はヨハンの系譜を持っているわ。日本で産まれた音符や休符に対して、神の如き権限を、所有しているといっても過言でも無いでしょうね」

「あちゃー。やっちゃったね」

  音楽家にヨハンなんて居たかな?しかも、日本おいて神の如き権限を持つ、ヨハンと名のつく音楽家。一体誰なんだ。

「えぇ。とんでもない事をしてくれたわね」

「あ、でもヨハンの系譜なら、音符と休符の争いも止められるんじゃない!」

「.....可能。でしょうね。全音符や全休符ですら、太刀打ち出来ないでしょうね。ただ、血は薄いから、全音符と全休符が協力すれば倒せるかも知れないわ。まあ、そんな事は有り得ないけど」

「新哉!私達と一緒に全部の音符を集めてよ!」

「全部集めたらお前らは帰るのか?」

「そうなるかな」

「新哉の力と全員の力を合わせれば、帰れると思うわ」

「分かった。協力しよう。しかし、ヨハンって誰なんだ」

「音楽の父『ヨハン・ゼバスティアン・バッハ』その人よ。知らないとは言わせないわ」

「大バッハだよ!J・S・バッハ」

「音楽の教科書に載ってる、『トッカータとフーガニ短調』の人だよな?」

「正解よ」

「よく知ってるね!」

「そりゃ、中学の教科書に載ってるからな」

  こりゃ、とんでもない事になってきたな。

おまけ

「フルムーンスラッシュ破城槌カッコイイよね!」

「分かってるじゃないか。俺はフルムーンクラッシュレイバースト拳派だけどな」

「待って、待って。スラッシュって斬るって意味よね?なんで破城槌。破城槌じゃ斬れ無いでしょ!」

「何言ってるの?プリムちゃんの剛腕をもってして放たれる破城槌は、物体を切り裂く程の速さなんだから、何もおかしくないよ」

「いやいや。破城槌振り回してる時点で、おかしいでしょうに。そしてレイも可笑しいわ。レイって光線とかだった気がするんだけど」

「プリムちゃんが超光速で打ち出す拳が、光の物理的な波動を発生させない訳が無いだろ。大丈夫か八分音符?」

「あれ?私が正常なはずなのに、心配されてるの可笑しくない!?」

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【モノコン2018物語部門 予選通過のお知らせ】音符と休符の争いを軸に、その争いに巻き込まれる柏木。その争いは、協力とも表裏一体の関係。…完結していないのでこれからの展開が気になります。“擬人化”“美少女”“バトル”に加え、音符と休符の関係はゲーム的でもあり、エンタメとして要素がしっかり盛り込まれていて面白い。続き期待してます!

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モノコン2018予選選考スタッフBさんコメントありがとうございます!

予選通過嬉しいです!完結まで頑張りますので、応援よろしくお願いします!

作者:アメフラシ

2018/9/5

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とじる

「お前らここに来てもう2日だけど、馴染みすぎじゃね?早く仲間を集めなくていいのか」

  二人?二音?ふた音符?は、ウチに来てから、争うのを禁止したため、やたらとダラダラしている。

「じゃあまずは、いる場所がわかってるのから、集めましょう」

「え〜四分音符ちゃんは!四分音符ちゃんが先だよ!」

「じゃあ、四分音符は、何処いるか分かってるのか」

「分かんないから探してるんじゃん!新哉のあほぉ!」

  あほぉ!って言われてもな。というか、アホはお前だろ。どう考えても、八分音符のが正しい。

「というか、新哉。お腹空いたわ」

「そーそーお腹空いた〜」

  仲間より腹が先か。薄情な奴らだ。もう、探さなくていいんじゃないかな。面倒だし。

「俺に逆らえないとか言う割に、俺をこき使う気満々じゃねーか」

「音符が料理した事あるわけないじゃない」

「ちょーみりょう?とか、よく分かんないけど、私作ろっか?」

「やめろ。やめてください。触んな四分休符」

「なんで四分休符だけぇ!?」

  まあ、音符が料理できるとか、聞いたことないしな。あるわけがない。

「ん?誰も料理作れないなら、お前らの仲間はどうしてるんだ?」

「さあ?音符だから、別にお腹は空いても死なないし、適当にやってると思うわ」

「動けなくなったりとかはしないけど、お腹空いた感覚はあるんだよね〜人型になった円買い?」

「弊害だと思うわ」

「正解だ八分音符。円買いとか、意味不明過ぎるだろ」

「え〜まーでも、折角食べれるんだから食べたいよ〜。チョコもご飯も美味しいから、チョコご飯とか、美味しいかな?」

「混ぜるな危険って言葉を、後で教えてやるからな」

  うへぇ。チョコご飯想像しちゃったよ。どうしてくれんだよ。

「取り敢えず、目玉焼きとベーコンと食パンでいいか?」

「いいよ〜」

「新哉のご飯。食べさせてもらったけど、割と美味しいのよね」

「全部『焼く』以外の動作殆どしてないから、美味いのは料理じゃなくて、食材だな。まあ、俺みたいな一人暮らしが、そんなにいい材料揃えられるわけないから、お前ら安上がりで助かるよ」

「ひっど〜い〜」

「安くないわ」

「おい、謎のプライド発揮すんのやめろ。飯やらんぞ」

「それは困るよ〜」

「私は困らないけど、あると嬉しいわね」

「うん。八分音符のが可愛いな」

「な〜ん〜で〜!も〜!や〜!」

「子供か!」

  四分休符が、床をバタバタと暴れ回る。色んなものが見えたり、見えそうになったりしてるが、本人はそれどころじゃないらしい。む、胸が。後、後ちょっと!み、見え……なかった。無念。

「う〜!ご飯!」

  そう言いながら、バタバタしてたのが、ピタッと止まって、ガバッと立ち上がる。危ねぇ。

「結局飯かよ。どんだけ食い意地はってんだよ」

  八分音符と四分休符を見比べてると、襲ってきたのは音符だが、どうも休符を助けるのに気が乗らない。

  このまま四分休符で遊んでいても、一向に話が進まないので、三人分の朝食を用意して、八分音符から詳しい話を聞くことにした。

「私が知ってるのは、十六分音符ね。少し西に行ったところの、空き家にいるはずよ」

「俺が知ってる空き家だと割と遠いんだが」

「新哉はバカだな〜私達は飛べるんだよ?疲れないし、距離なんて多少遠くても分かりっこないよ!」

「まあ、四分休符の場合、飛んできた方角すら分からないだろうから、距離わからんぐらいじゃまだマシな方だな」

「ええ。それに私はその場所まで、案内できるもの」

  やだー。八分音符ちゃん超優秀じゃん。やだー。

  とにかく、その空き家を目指すことにした。

おまけ

「銀河ポーションローラー八卦プリムちゃんスペシャル!」

「あーいいよな四分休符は。飛べるから、プリムちゃん動き再現し放題だもんな」

「へへん!」

「アレやってくれよ。超錬金マジックスペーススペシャルインファイト」

「任せてよ!」

「えっ、なに?スペスペ?」

「何言ってんだ八分音符。スペスペはスペルカーバンクルライトスーパーマイン掌撃だろ」

「ごめんなさい。違いが分からないわ」

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