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折れ曲がった栞 完結

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図書委員のかーくん!

返事してぇ

お願いだから。。。

信じること。

 日々の授業のかったるさは、身にしみるようでありました。

クーラーなんてあるわけないし、教室の窓のガラスはヒビだらけのすりガラスで、外側のガラスはアルミのサッシになっているのですが、窓ガラスは手の油で、汚れきっておりました。先生らしき人は、自分のやるべき仕事だけすればいいと、黒板にいつものように、教科書を移し、黒板に話しかけているのでございます。

全く、怒ったことのない先生の一番前の生徒ですら真後ろを向き、大きな声で、後ろの生徒と喋っているという状態で、まさにどうでもいいというみんなの感情が教室に充満しているかのようであります。

女子も、彼氏とのことで、盛り上がっているばかりで、部活などに励んでいる、

女子や男子は、ほんの一部でございました。

男子生徒にとって、外側の窓は貴重で、彼らにとっては、出入り口でしかなかったのであります。

まともな、出入り口は一度も使わず、

バイクの仲間が校門の前で、エンジンをふかす頃に、机の椅子には男子はいなくなっていたのであります。

外には、椿の花がたくさん咲いているのですが、見て楽しむものにはなっておらず、生徒たちも、先生も、それぞれが自分たちの小さいことで、何か溺れているようにしか見えないのであります。

それは、それぞれの顔を見れば一目瞭然で、

いつも何か宿題を抱えているようで、金魚鉢の水槽でおばれている金魚のようにしか、見えないのであります。

さて、今日の授業の先生は担任でもあるのですが、頭の中は、昨日の先生達 20人の居酒屋での飲み会を、幾つか、当直の弁当を数人で食べた日付抜きの請求書にわけ、公費で全てを賄うために、5時に居酒屋のマスターに請求書を書き直して欲しいと、頼みに行く役を任されておりまして。

彼は、このことでいっぱい、いっぱいなのであります。

さて、この学校の生徒全員が目標に掲げる言葉が、自己責任でありました。

聞こえはいいのですが、この学校の自己責任は、この学校を運営する先生にとって都合のいい自己責任で、自分たち側のある程度言うことを聞く生徒、金持ちの親のいる生徒以外は、ほおっておかれ、何か問題があれば、自主退学を進め。しつこい親には、小さいことでも警察事にし、事務的にがんじがらめにし、学校から去るように指導するマニアルが存在するのであります。

しかし、ただ、勉強よりも遊びたい彼らには学校をやめて、自由にしたい気持ちが強く、携帯のメールには、外からの退学になってしまった先輩からの楽しそうな誘いが入り。

頭の中は、いつも混乱しているのでありました。

まさに、この、かー君が通うこの学校は、善のふりをした地獄絵図だったのでありまして。

安心、安全のための学校へ行くには、相当しっかりした心の持ち主でないと、いろんなことに染まってしまうのであります。

そして、このクラスの教室に かー君の姿はなく、彼の席は今日も、空いていたのであります。

かー君の先輩と同級生は、順番に退学にされ、かー君にとっては学校よりも外の方が忙しくなってきたのです。

今日もいつものようにバイクを乗り回して、かー君はいつも二番目を走るのですが、今日はホンダのスポーツタイプで走りがいいので先頭を走っていたのであります。

もちろん、免許はなく無免許運転で、これがどんなに悪いことか、これで事故を起こせば、どういう人生が待っているかなどは、全く分からず。

肝心な法律、消費者としての基礎教育もないまま、思い込みと勘違いのドライブを続けるのでありました。

つづいて、中野が後ろから来るのであります。中野の後ろには、佐々木が走ってきて。69と書かれて海賊のようなドクロマークがある旗をバイクにつけ、彼らは、16歳の貴重な時間を、仲間に費やしたのであります。

ただ、運がよく事故がなかっただけで、この日本で、肝心な教育が抜けている実例のようなもので、これでは、教育を受けてない発展途上の犯罪と、変わらないのでございます。

しかし、楽しい上機嫌もすぐに、目が覚めるのでありまして、バイク音でわからなかったが、携帯にわけのわからない着信が何件も連なっていた。

しかし、その番号の下、3桁が110になってると言うことは、仲間がつかまり、ちくられたとしか考えられなかったのです。

そこで、かー君と、昔 親友の中野と、佐々木は、バイクを大きな川へ流しに行ったのであります。流すと言うより、捨てるだろ?

 誰も見ていない橋の上から、バイクを落とし、次々、かー君、中野、佐々木の順でおとしたのであります。

川は、結構な濁流で、雪解け水が流れていたためと、昨日のゲリラ雨で川は荒れていた。そのためか結構、重量のあるバイクは、浮いて川の真ん中を流れ沈んで行ったのです。

彼ら三人は、『これでバイクを盗んだ証拠はなくなったと』盗まれた人もことも考えず、大人の世界の大変さを体験せず、ただ浅はかな気持ちと、三人で目を合わせ、月明かりを見ながら微笑んだのであります。

彼らは、家に帰ることはなくある程度、働いて収入のある先輩のうちに泊まるのが日課でありまして。

先輩の金がつき、先輩が嫌気づいた頃には違う土建の仕事に通う先輩にとりつくように次々、連絡をつけ、集まって、と、悪い方角へのルーティーンがと方もなく回り出すのであります。

この日本がどう変わってしまったのか、純粋な目標なんて持てるわけもなく、大人たちと向き合っても、かならず理不尽とぶつかった。

低所得者層の若者は、免許を取られてもらえる権利もなく、道路交通法を学ぶこともなく、かーくんが信じれたのは、この同世代の仲間たちだけだったのであります。

言葉だけではなく行動で表現しながら、信じていた。

かー君にとって、自分と向き合う時は何度かあった。

しかし、なぜか昔の、あーちゃんのいた頃、お母さんのいた頃の自分の純粋さを思い出してしまい。何度も、負けそうになった。

かーくんのにとって、荒れたように見える今の自分は、決して、お母さんを失ったからではない、あーちゃんをなくしたからではない。その答えは、 純粋だと負けるから。

いじめられるから、カッコつけて生きるしかない。ただそれだけだったのであります。こんな些細な、単純なことで、今の日本はこの現象を『少年犯罪』と、これもまた、カッコつけているわけでありました。

よそのしっかりした、教育先進国から見れば、単なる 法律を教えていないのと、免許を取る機会を与えていないだけなのであります。

警察の拘留所カー君は、一人小さなベットに上向きに寝転び、どうしたらいいのかと言う感情よりも、何かものすごい今までの疲れが出て、寝そべっていたのであります。

 携帯と、中身のない財布は没収され、ゴムのパジャマのような上としたの服をきているだけでありました。

見方を変えれば、健康ランドの中で着る服のようなもので、ベルトのついたものや、ごついゴムのついたものは、全て、没収された。なぜなら、自殺防止のためだ。 

日々、外側のどうでもいい争いやいざこざに、カッコウをつけてツッコミ結局 、騙される羽目になるのであります。ずっと、そのくりかえしで、普通なら、知恵をつけて次からはやめておこうと思うのですが変な格好の付け方を、今時のラッパーダンサーや、世の中とは決別したような雑誌にはまり、その真似事にしかならないのであります。

 自分でも、それはそろそろ、卒業しなければいけない。

と思ってはいるのですが、どうしても、周りの誘いや環境を自分から断つことが、できなかったのです。

しかし、彼らの同級生たちは 真面目にやってる者もいれば、かー君のような者もいる、裕福な親もいれば、どんだけ働いても子育てすら難しい親もいるのであります。

それでは、一体『平等と公平とはなんなんでしょう?』

かー君は、小さい時それをごく自然に学び取っていたのであります。

それは、『すごろくゲーム』です。

かー君は楽しみのお正月がやってまいりまして。

遠くの親戚の子達も集まって、みんなで双六をするのであります。

当然、みんな小学一年生のもの、中学生のもの、幼稚園のものと、バラバラでございます。

いくら、バラバラでも、双六の中では、平等と公平の原理が働いておりました。

配るものは、ちゃんと配り、順番を最初にじゃんけんで決め、そのあと、全員にルールをしっかり教えます。なぜか、競争原理社会というカッコつけから、このような分かりきったことさえも、できなくなったのであります。

そして、拘留所にいるかー君ですが、 飯は当たるし、警察の人は親切だったのであります。

外にいるよりも安全で自分と久々に向き合った気がしたのです。

なぜ、自分と向き合うことがそれほど大切なのだろうか?

他人と向き合うにもよっぽどしっかりした自分が必要だと思われます。

他人に動かされているうちに自分が分からなくなるのであります。 

今までの自分は、人に影響されすぎだった。

特に先輩。電話があれば、すっ飛んで行けば、タバコと、飯をおごってくれたのであります。

しかし、悪さに付き合えば、かならず、しりふきは、全て回ってきたのです。 

拘留所に、入ってきた、親くらいのおじさんも、

『若いうちに、いくら、やんちゃしたって全部自分に返ってくるだけや!早いうちにやめとき。!』

と、捕まってるひとの意見が正しい、始末。

そうこうしているうちに、国選弁護士が面会にあらわれたのであります。

弁護士の名前はヤマダ。

なりたての弁護士で、勉強がてら、少年犯罪を担当しているのであります。

ヤマダはいかにも、

『私は君の見方だ!』

のような感じで接してくるのです。

大概、未成年の犯罪だと、親がいるため、示談になるのがほとんどで、

弁護士は、『息子さんの将来のことを真剣に考えると、就職もありますし、示談になるようにしましょう。』

と持って行き、親をたかるのです。

本当に、許されない仕組みになっていると、怒りがこみ上げますが。

それが、真実だからどうしようもありません。

その、事務的なことの一番の餌食になっているのが、少年犯罪なのであります。

まず、考えても見れば家族を作って子供を育てた経験のない弁護士に更生の方法を親に諭す権利はないはずなのです。

かー君の場合、両親がいない、身元引受人がいないことから、捕まった仲間の親が、示談にすれば、かー君も出られたのです。

しかし。ヤマダは、自分が今回の仕事で、事務的に楽になるようにかー君を利用したのであります。そしてまた、家庭裁判所の一番の言葉、『更生』という文字には、たくさんの、本当に困った、日々純粋に力一杯がんばっている母親たちが群がっており、そこに入り込む、保護司も、かなりな高齢でただ単に、ボランティアというだけで、あたかも、自分は心配し、更生の方法をまさぐっている、かのようなことを周りに伝え、ヤマダ弁護士が聞いてきたことを、自分が動いたかのように、保護観察官に伝えているのでありました。

しかも、自分が体験した、安定した家庭を基準に、犯罪を犯した本人と、周りが普通の家族構成とは違うと言うだけのことで、

『彼の心は開いていない』

など、大げさに、自分たち少年よりも上から目線で仕切るのであります。

かー君はは、本来、まともに親に言われたことだけを、行い。

問題が起こらないように無難に学校へ行き、何かあれば親に助けてもらいながら生きてきたものたちよりも、自立心があり、他者よりも大人で、その部分を周りにひがまれ、妬まれ、した結果であり。ただ単に、自分が、がんばっていける、

目標や、職業に向かって行く方法、を平等に、与えられていないだけのことなのです。

これから、カー君は、保護司や保護観察司などのに 悪いやつのレッテルを貼られ、さらに、まともでない生き方を選んで行くのであります。

つまりは、再発を防ぐはずの機関が、犯罪を製造していることは間違いないし、昭和の問題の少なかった職業が十分あり、簡保旅行会などの積立や、預金も作りながら子育てができた世代の高齢者の保護司と今の少年を向き合わせれば、感情的な混乱はかならず起こり、再犯につながるのであります。

今の世代の最先端の者たちで、職業、住むところ、生活費をクリアーできるように具体的にサポートすれば、再犯はなくなるのです。

はぁ、読んだ。

ともかく、

って、かーくんは刑務所の図書員。

久仁さの差し入れのrリンゴのしおりを挟むのだ。

ザマァ

ー完ー

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とじる

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